話題
有名人の保釈中継は、なぜ湾岸署が多いのか?
覚醒剤や合成麻薬MDMAを所持した罪などで起訴された歌手・ASKA被告が保釈された。湾岸署では、過去にも有名女優の薬物事件で同じ光景が・・・。有名人絡みの事件が多い湾岸署。それには理由があった。
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覚醒剤や合成麻薬MDMAを所持した罪などで起訴された歌手・ASKA被告が保釈された。湾岸署では、過去にも有名女優の薬物事件で同じ光景が・・・。有名人絡みの事件が多い湾岸署。それには理由があった。
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東京湾岸署は警視庁管内で最も新しい署です。2008年に完成しました。新設にあたって、192人が収容できる警視庁最大の留置室が署内にできました。女性専用の留置室があるのも特徴です。
署の名前は「付近を首都高速湾岸線が通るため」と警視庁は説明するが、住民からの「ぜひ、湾岸署に」との声も反映されたという。(2008年3月27日:「(メガロポリス 街ひと)人気踊る東京湾岸署 「大捜査線」と同じ名、お台場の名所に」朝日新聞紙面から)
女優やオウム逃亡犯の女が逮捕された時にも湾岸署に留置されていました。
留置室の多さだけでなく、署の周辺に住宅や商業施設がないため、有名人が逮捕されたり保釈されたりした時に取材する報道陣の混乱が少なく、警視庁サイドも仕切りやすいという利点があるため、湾岸署に留置するケースが多くなりました。
署の玄関先が都心にある警察署よりも広いため、芸能人が出てくると立ち止まって頭を下げる場面をみたことがあるかと思います。よく見ると、立ち止まった足元には目印のテープが貼られていました。
現場では「立ち位置」まで設定されていたようです。