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2017年08月30日

「ぶ、ぶつかる!」と思いきや「ぶつからない⁉」を体感してきた

  • 提供:ダイハツ工業株式会社

  人生におけるありとあらゆる衝突と責任を回避したい、自動車事故に限らず。そんな筆者が、たまにクルマで遠出するたびに痛感するのが「運転って無理ゲーだろ」感。
 
 高速道路の渋滞ではストップ&ゴーを繰り返すうち頭がボヤッとして、前のクルマにぶつかりそうになるし、市街地は市街地で突然飛び出す子どもや自転車にヒヤッとします。教習所で教わる「だろう運転」も大切だけど、人智を超えたヒヤリハットはテクノロジーでねじ伏せたい。そんなときあったらいいなと思うのが、人やクルマ、壁などの障害物を感知して衝突を回避するという例の「ぶつからない機能」です。
 
 とはいえテレビCMではよく見かけるようになった機能も、実際に事故でも起こさない限り、使ってみる機会はありません。そこで一念発起「ぶつからない機能」を体感してきました。

わかってても怖い!緊急ブレーキテスト

 そうしてはるばるやってきたのは、中部空港にほど近い巨大ショッピングセンター「イオンモール常滑」。こちらの駐車場で開催されたダイハツの「安全をアシストする『スマアシ』体感会」で、件の「ぶつからない機能」を味わってみようとの魂胆です。
 
 今回の体感会でお試しできるのは前述の「衝突警報/衝突回避支援ブレーキ機能」(以下、緊急ブレーキテスト)と「誤発進抑制制御機能」(以下、ペダル踏み間違いテスト)の2つ。まずはインストラクターがハンドルを握っている(だけの)クルマに同乗し、10mほど先にあるクルマに向かって突っ込んでいく緊急ブレーキテストを体験します。
  
 スピードはわずか時速10kmほどながら、ぐんぐん近づく先行車!(のパネル)。「ピピピピピピピッ!」とブザー音が鳴り響くものの、助手席なのでなすすべもありません。「ああ、もう、ぶつかっちゃう!」と体をくねらせた瞬間、前のめりする勢いで緊急ブレーキがかかり、ほんの数10センチの車間距離でストップしました。
 
ふう、事なきをゲットだぜ。
 
 ちなみにこの機能──
 ・対車両では時速約4~約80kmで走行中に前方60メートルの範囲でクルマがあることを認識した場合且つ速度差が時差4~30 kmの場合
 ・対歩行者では時速約4〜約50kmで走行中に前方30メートルの範囲に人がいると認識した場合且つ速度差が時差4~30 kmの場合
 ──にそれぞれ作動するそう。実際、自動車事故の統計によると事故の約8割が時速30㎞以下で起こっているらしいので、この機能で十分だと思う。

コンビニダイブを防ぐペダル踏み間違いテスト

ギアを入れ間違えれば、たやすく縁石を越えてゆけるミラ イース

ギアを入れ間違えれば、たやすく縁石を越えてゆけるミラ イース

 続いて体感したのはペダル踏み間違いテスト。近ごろよく報道される、アクセルとブレーキを踏み間違えて店舗や歩行者の列に突っ込んでしまうという「あるある事故」を未然に防いでくれる機能です。
 
  コンビニに前向きに停めたクルマ。通常はバックで駐車場を出るところ、シフトを誤ってドライブモードに入れてしまっている、という設定でインストラクターがアクセルをふかします。「誤発進抑制制御機能」がオフになっているとたやすく車止めを乗り越えてコンビニにダイブしてしまいますが、これがオンになっていると、ブザー音が鳴ったり、自動でエンジンの出力を抑えてくれたりするのです。車の前方だけでなく、後方にある障害物も感知するので逆パターンでも安心。
 
 これは 70歳になったばかりのうちの母親にも、そろそろ必要となるやもしれません。

体験後アンケートに回答すると500円分のクオカードやスマアシの解説本などがもらえます

体験後アンケートに回答すると500円分のクオカードやスマアシの解説本などがもらえます

「今すぐにでも買い換えたい!」(42歳・主婦)

 こうしたテクノロジーによって事故を未然に防ぐ「予防安全技術」の考え方は、この数年で急速に普及しつつあります。背景には、もともと多い運転に不慣れな若者だけでなく、加齢にともない心身の反応速度が遅れがちな高齢者を中心とした、操作ミスによる事故の多さが挙げられます。

説明をうける佐藤さんとお嬢さん

説明をうける佐藤さんとお嬢さん

 「兄がレンタカーで緊急ブレーキ付きの車を借りてから『いいよ』ってオススメしてたので気になってたんです」と話すのは、イオンモールでのお買い物中にスマアシ体感会を知って参加したという佐藤有美さん(42)。「さすがにまだ誤発進したことはないですけど、前のクルマにぶつかりそうになったことはあるので、緊急ブレーキは必要だと思いましたね。あと、他のクルマにもこの機能がついていれば、ぶつけられることも少なくなりそうです」。
 まさに追突事故にあって買い替えたという現在の愛車。「まだ3年しか乗ってないけど、今すぐにでも買い換えたくなった(笑)」とか。
 
 おっしゃる通り、元自動車雑誌編集者でそこそこ運転経験があるつもりの筆者でも、前のクルマにぶつかりそうになってヒヤッとしたことが何度かあるし、考え事をしていてギアモードを把握せずにアクセルを踏んでしまったこともあります。交通事故は誰しもが被害者にも加害者にもなる可能性があるもの。エアバッグやシートベルトと同じように、予防安全技術は今後必須の機能となってほしいもの。

135万台*を突破したスマアシ搭載車

体験前に、安全について簡単にレクチャーしてくれます

体験前に、安全について簡単にレクチャーしてくれます

 ちなみに、「スマアシ」とは、ダイハツ車が採用する予防安全機能(スマートアシスト)の愛称。今回体感した緊急ブレーキ(衝突警報/衝突回避支援ブレーキ機能)と、ペダル踏み間違いによる急発進を防ぐ機能(誤発進抑制制御機能)をはじめ、「車線逸脱警報機能」「先行車発進お知らせ機能」「オートハイビーム」などを備えています。最新バージョンの「スマアシⅢ」では、2個のステレオカメラの搭載で歩行者の認識もできるようになり、初代「スマアシ」から数えるとなんと135万台*への搭載実績があるそうです。
*2012年12月~2017年6月末の期間で、衝突回避支援システム「スマートアシスト」「スマートアシストⅡ」「スマートアシストⅢ」搭載車両の累計販売台数(OEM車除く)。ダイハツ工業㈱調べ

コンパクトカーにも高級車と同じ安全・安心を。

これ「サポカー」のロゴです。見たことあります?

これ「サポカー」のロゴです。見たことあります?

 このスマアシを始めとした予防安全技術の普及を官民あげて後押しをするのが今年から始まった国の「サポカー制度」。交通事故の防止や被害軽減対策の一環として、緊急ブレーキなどの運転支援機能を備えた車をセーフティサポートカー「サポカー」として普及啓発活動をおこなうとしています。
 
 今回の「みんなの安全安心プロジェクト 安全をサポートする『スマアシ』体感会」もダイハツが取り組むサポカーの普及啓発活動の一環。気軽に参加してもらい安全技術に知ってもらおうと、47都道府県コンプを目指し実施しているのです。

「みんなの安全安心プロジェクト」責任者・ダイハツ工業株式会社の橋本駿太郎さん

「みんなの安全安心プロジェクト」責任者・ダイハツ工業株式会社の橋本駿太郎さん

 「いま、世間では高齢者の交通事故が話題ですので、多くの方は他人事のように感じていらっしゃるかもしれませんが、実は先行車への衝突やペダル踏み間違いといった事故は性別や年代に関係なく起きているんですね。ダイハツには『クルマは便利で楽しいもの』であるのと同時に、『安全で安心に過ごせるものであってほしい』という理念がありますので、このスマアシの機能を体感してもらうことで世の中に予防安全技術が広がってほしい。そういう気持ちでこの体感会を始めました」

 そう話すのは、「みんなの安全安心プロジェクト」の責任者であるダイハツ工業株式会社 国内マーケティング部の橋本駿太郎さん。軽いアトラクション感覚で参加していただければ十分という。実際に体感会に参加された方々からは、「次に買うクルマには付けたい」「家族にオススメしたい」という声がたくさんたくさん寄せられているんだとか。
 「こうした予防安全技術ってどうしても、『まず高級車からだよね』という思い込みもあると思うんですが、軽自動車や小型車にもちゃんと付いているんですよ、安全を選べるんだよということを知って欲しいと思うんです」

 確かに筆者も、ちょっと近い将来のお話というか、レンタカーやコンパクトカーにまで普及するのにはまだまだ時間がかかるだろうなと思っていました。
 「実は、弊社の乗用タイプのコンパクトカーには、 “ほぼ”標準装備としてスマアシが搭載されています。多くの車両に搭載することでコストもさげられ、ベースの車両に比べ約6万円アップするくらいを実現しています。
 軽自動車はコストの面で選ばれたり、家族のセカンドカーとして選ばれたりするお客さまが多いと思うのですが、スマアシが当たり前の機能として普及するよう、良いモノを安く=『良品廉価』という考えのもとにクルマ作りを進めています」
 
 
 ダイハツをはじめ、国をあげて取り組みが加速している予防安全技術の開発と普及。お金をたくさん払えば安全で、そうでなければ事故もやむなしでは、多くの人が同じ道を走るこの社会において、交通事故の減少は実現できません。町中を走るクルマすべてに搭載されれば、エアバッグやシートベルトのようにユーザーが意識しないですむくらいあたりまえになり、価格も下がり、そして今よりもっと事故が減るはず。
 ありとあらゆる衝突と責任から逃れたい無責任男としては、ハンドルすら握らない自動運転の世界もいいなぁと思ったりもしますが、それはもう少し先の話。
 
 運転の楽しみを守るためにも、予防安全技術があまねくクルマに普及してくれたらいいなと思うのです。

(ライター・熊山准)


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