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155人を救った機長の「その後」 ハドソン川の奇跡、全員生還の真実
提供:ワーナーブラザース
あなたは覚えていますか? 2009年ニューヨークで実際に起こった、史上最大の航空事故を。“乗員乗客155名全員生存”という驚愕の生還劇を成し遂げた、チェスリー・サレンバーガー機長を――。
マンハッタン上空1000メートルで、とつぜん全エンジンが完全停止、制御不能となった飛行機をハドソン川に不時着させ、着水後も浸水する機内から乗客の避難を指揮したサレンバーガー機長。この奇跡的な事故は、「ハドソン川の奇跡」として当時世界中で大々的に報道をされ、冷静かつ的確な判断は下した機長は、国民的英雄として称賛。日本のメディアにも登場し、多くの人々に勇気と希望を与えてくれました。
そして9月24日(土)、この事故を映画化した『ハドソン川の奇跡』が公開されます。監督は、2度のアカデミー賞®監督賞に輝き、世界中で大ヒットを記録した『アメリカン・スナイパー』を手掛けたクリント・イーストウッド。
卓越した判断力と操縦技術で155人の命を救い、「サリー」と呼ばれて親しまれる英雄・サレンバーガー機長を演じるのは、2度のアカデミー賞®主演男優賞を手にするトム・ハンクス。
映画の原作となったのはサレンバーガー機長の回顧録「機長、究極の決断『ハドソン川』の奇跡(Highest Duty: My Search for What Really Matters」(静山社文庫)です。
映画では、「ハドソン川の奇跡」の裏側で、機長の判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた、知られざる真実に迫ります――。乗客乗員155人全員の命を救った決断の裏にあった葛藤や思惑とは? 『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』など、命や正義の意味について深いメッセージを発信する映画を生み出し続けている巨匠の最新作とあって、「奇跡」の「その後」の全貌が、どのように描かれるのか注目されています。
米連邦航空局は事故の翌月、操縦席と管制官らの約4分間の交信記録を発表しました。機長の声は落ち着いており、極限の状況でも冷静に判断を導いた様子がうかがえます。
不時着した航空機USエアウェイズ1549便に乗り合わせた日本人の会社員男性(当時36)は、目の前の危機への恐怖、極寒のなかでの極限状況とともに、機体の着水がいかにスムーズだったのか、当時の状況を取材にこう語っています。
2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空1,000メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。制御不能。高速で墜落する70トンの機体。未曽有の大惨事を救った生死を分けた30秒。その時一体何が起きたのか――?
航空旅客機史上最大の非常事態の中、制御不能となった飛行機をハドソン川に不時着させ、“乗員乗客155名全員生存”という驚愕の生還劇に隠された真実を、常に映画を通して時代と寄り添ってきたイーストウッドならではの視点で突きつけるヒューマン・ドラマ。「全員生還」の裏で、実際にあったさまざまな葛藤や思惑を描く本作の公開が楽しみです。
映画『ハドソン川の奇跡』オフィシャルサイト。2016年9月24日(土)公開