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1時間たっても入館者ゼロ… 水族館がツイート、その後どうなった?

担当者に話を聞きました

オープンから1時間経っても誰もいない館内
オープンから1時間経っても誰もいない館内 出典: 鶴岡市立加茂水族館提供

目次

 「1月10日10:00 入館者0人 ダレカキテ……」。山形県にある鶴岡市立加茂水族館のそんなツイートが注目を集めました。その後お客さんは無事に来てくれたのでしょうか? 担当者に話を聞きました。

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誰もいないクラゲ解説コーナー


 館内にクラゲの研究所があり、クラゲの展示種類数が世界一の加茂水族館。

 直径5mの水槽「クラゲドリームシアター」には、1万匹以上のミズクラゲを展示しています。

 クラゲだけでなく庄内浜で見られる魚類やアシカ、アザラシも展示しているので、家族で楽しむことができます。

 そんな水族館のツイッターアカウントが今月10日、こんなつぶやきを投稿しました。

 「1月10日10:00 入館者0人 ダレカキテ……」

 添付された画像に写っているのは、お客さんが誰もいないクラゲ解説コーナー。

 この日は午前9時に開館し、10時から「クラゲのおはなし」という解説を始める予定でしたが、来館者がいないため開催できなかったようです。

 この投稿に対して、「冬季は雪のこともあって集客が大変ですよね」「めっちゃ行きたい」といったコメントが寄せられ、いいねは9万を超えています。

担当者に聞きました


 「『クラゲのおはなし』を誰かに聞いてほしいという切実な思いから投稿しましたが、こんなに反響がくるとは思っておりませんでした」

 そう話すのは、飼育課係長の池田周平さん。

 開館1時間で来館者ゼロの日は、冬期で数カ月に1回あるかないかだといいます。

 この日の理由としては、連休明けだったことやコロナウイルスの影響、雪道などの条件が重なったことが考えられるそうです。

 気になるのはツイートをした後の来客状況。池田さんはこう振り返ります。

 「ツイート投稿から数分後に1組いらっしゃいましたが、この日は計91人と少なかったです」

 以前は多い時は土日で2000人ほど、平日で400人ほど来館していましたが、コロナ禍で激減したそうです。

 この日は午後にも「クラゲのおはなし」を予定していましたが、残念ながらこちらも参加者ゼロだったそうです。

応援する方法あります


 集客に苦労する中での悲壮なツイートでしたが、励ましの言葉も続々と寄せられました。

 中には「ツイートを見て先ほど行ってきました」と写真をアップしてくれた人も。

 「『行きたい』『がんばって』などのたくさんの温かいお言葉をいただき、とても嬉しかったです。ぜひ雪やコロナが落ち着いたころに来ていただけたら嬉しいです」と池田さん。

 この時期の来館が難しいことを考慮して、加茂水族館ではYouTubeで一晩中クラゲの映像を生配信する「オールナイトカモスイ」を毎週土曜日に実施。

 無料で配信していますが、生配信の際にスパチャ(投げ銭)をすれば、全額がクラゲの餌代になるそうです。

 「当館オンラインショップもあるので、もし欲しいグッズがあれば購入して応援していただけると嬉しいです」

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