ネットの話題
スタンプ5回押したらラーメンになった! 版画的発想のアイデア商品
シヤチハタに聞きました
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シヤチハタに聞きました
1枚の用紙にスタンプを5回重ね押ししたらラーメンが現れます――。そんなスタンプラリー用のグッズが注目を集めました。オーダーメイド品として展開しているシヤチハタに聞きました。
Twitter変だよ〜という事ですが、スタンプのラーメンが完成する様子でも見ていってくださいな pic.twitter.com/MZyUV40yVM
— シヤチハタ株式会社 (@ShachihataBS) September 22, 2022
ネーム印やスタンプ台などで知られるシヤチハタ(名古屋市)。
そのツイッターアカウントが9月22日に、30秒弱の動画を投稿しました。
映っているのは、ずれないように四角いガイドにセットされた用紙。
そこに次々とスタンプを重ね押しするたびに図案が浮かび上がり、5回押し終えたところでラーメンが現れます。
どうやら版画と同じ要領で、色違いのスタンプを重ねていくことで図案を完成させているようです。
この投稿に対して、「ラーメン屋のスタンプカードがこれだったら通っちゃう」「テーマパークでやったことあります」といったコメントが寄せられ、いいねは7万を超えています。
「スタンプを重ねることでカラフルな1枚の作品に仕上がる『重ね捺しスタンプラリー』という商品です」
そう話すのは、広報室室長の向井博文さんです。
スタンプラリーの回遊性を高めることが期待できるオーダーメイドのこの商品。
申込み内容に沿って印面デザインや分版を制作することになりますが、使用するイラストや写真の版権の有無や、印面化の使用許可などを取っておくことが必要です。
色の組み合わせは最少で3色、最多で15色。色ごとに分けてスタンプを制作するため、使用する色と同じ数だけのスタンプを作る必要があります。
ツイートで使われている5色を使ったラーメンの場合、スタンプや印面デザイン、専用ガイドの代金などすべて込みで35万円ほどになるそうです。
面白いスタンプラリーやってみたいなという企業様や自治体の皆さま、是非ぜひご相談くださいませ🐰https://t.co/kdTGZfXv1d
— シヤチハタ株式会社 (@ShachihataBS) September 22, 2022
ベースとなるものは2005年の愛知万博ですでに使われていて、ほぼそのままの仕組みで2016年ごろからオーダーメイド展開。
これまでの導入件数は500件以上にのぼるそうです。
「ミュージアム施設やイベント会場で回遊性を高めるために導入いただいくことが多いです」
完成したスタンプを押す順番については「色の薄い色から押すことをお勧めしています」とのこと。
薄い色から押すことで最後まで何がデザインされているのか分からず、楽しめるからだそうです。
ツイートに対して「実際に押したことがある」「うちでも作ってみたい」といったコメントが寄せられていることについて、向井さんはこう話します。
「反響が大きくてとてもうれしく感じております。シヤチハタはこれからもスタンプの新しい用途を提案していきます。10月には贈り物にちょっとしたメッセージを押せるスタンプ『OKURO(オクロ)』を発売しましたし、お名前にふりがなをつける『ふりがな印』も好評発売中です」
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