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紅白で動じぬ初出場勢 あいみょんかなえた夢、純烈は「銀シャリ」?
NHK紅白歌合戦の初出場というと、緊張してしまうイメージがあります。ですが、今年の初出場組は動じていない人が多いようです。「あいみょん」は写真撮影中にほどけてしまった靴ひもを結び直す余裕を見せ、スーパー銭湯アイドルの「純烈」はおそろいの青いスーツに身を包んで「どうも銀シャリです」と笑いを誘います。
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NHK紅白歌合戦の初出場というと、緊張してしまうイメージがあります。ですが、今年の初出場組は動じていない人が多いようです。「あいみょん」は写真撮影中にほどけてしまった靴ひもを結び直す余裕を見せ、スーパー銭湯アイドルの「純烈」はおそろいの青いスーツに身を包んで「どうも銀シャリです」と笑いを誘います。
NHK紅白歌合戦の初出場というと、緊張してしまうイメージがあります。ですが、今年の初出場組は動じていない人が多いようです。「あいみょん」は写真撮影中にほどけてしまった靴ひもを結び直す余裕を見せ、スーパー銭湯アイドルの「純烈」はおそろいの青っぽいスーツに身を包んで「どうも銀シャリです」と笑いを誘いました。例年と一味違う初出場組に迫りました。(朝日新聞デジタル編集部・影山遼)
リハーサルからキレキレの「R.Y.U.S.E.I.」のダンスを見せつけた「三代目 J Soul Brothers」。
そのすぐ後に、シンガー・ソングライターのあいみょんが登場しました。「君はロックを聴かない」「貴方解剖純愛歌〜死ね〜」などキャッチ-なのにどこか懐かしい曲を多数生み出しています。目立つ黄色のトップスにおしゃれな丸めがね。隣で見ていたスポーツ紙のおじさん記者も「はまっちゃっいました」とつぶやきました。
「それではご紹介します。あいみょんさんです」
「あいみょんです。よろしくお願いします」
あいみょんに「さん」を付けるのは正しいのかは置いといて、アコースティックギターを持ったあいみょんが大勢の関係者に囲まれながら音を合わせます。
「5秒前、4、3…」
5本のライトに照らされて、初めてなのかを疑うほどの堂々とした貫禄で「マリーゴールド」を歌い上げます。「抱きしめて離さない」の声がホールに響き渡りました。
ステージを下りて囲み取材になると一変、靴ひもを結び直したり、「ダブルピース」を求められて「え、ラブピース?」と聞き返したり。全く違った一面をのぞかせます。取材になると「あんまり緊張はせんタイプ」と言い切り、それでも「当日はそわそわしそうやな」。そして「家族は呼ばない。テレビで見るのが紅白歌合戦やと思ってる」と話しました。
「紅白出場で誰か喜びましたか」というありふれた質問に「おばあちゃん」との答え。
やっぱり、みんな答えるのはおばあちゃんやおじいちゃんなんだなと思っていると、「おばあちゃんが昔歌手になるのが夢だったから、かなえてくれてありがとう」と意外なエピソードを明かしてくれました。
同じ関西から出てきても全く違う味わいを見せたのは「湯船で紅白出場を祝われた」という異色のムード歌謡グループ「純烈」。「じゅんれつ」と読みます。「(お笑い芸人の)銀シャリです」とおどけたように、囲み取材も笑いに包まれました。
取材の第一声は「囲まれすぎ取材やな」。音合わせに衣装合わせと色々な場所を連れ回されたことから「人間ドックに来たみたい」ととにかく笑いをとります。ここまで来るには長い道のりがあったといいます。
リハーサルでも泣きそうだったという純烈のメンバー。「(会場の)NHKホールをスーパー銭湯にする」と意気込みは十分です。
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