エンタメ
蒼井そらさん結婚宣言 中国のファンが送った「80万いいね」の内容
2010年から中国に拠点を移していた蒼井そらさんが、2018年1月1日深夜、結婚を宣言しました。中国のSNS微博のフォロワー数が1800万人を突破している蒼井さん。「考えに考えた」と心情を明かした元旦の投稿には、80万以上の「いいね」がつきました。中国ではどのように受け止められたのでしょうか?
蒼井そらさんは中国で「苍井空」という名前で活躍しています。2018年1月1日午後11時11分、ダイヤのの写真と一緒に、微博のアカウントで、下記のメッセージを公表しました。
投稿文は、中国のネイティブの読者の理解に差し支えない、レベルの高い中国語でした。少し「日本式中国語」も混ざっているところが、本人が書いていることを伝えます。
1月5日時点で12万以上転送され、コメントは18万件以上つきました。そして「いいね」の数は86万を超えています。
18万件以上のコメントの多くは、祝福のコメントでした。「勇敢」「ぜひ幸せになってください」という言葉が目立ちます。
中でも「中国のドアは永遠にあなたのために開けられており、あなたを歓迎します」というコメントには33万以上の「いいね」がつきました。
1月2日、蒼井さんは、さっそく微博を更新しました。
この短い反応のメッセージにも、21万の「いいね」と、2万以上のコメントがつきました。
蒼井さんは、2010年に中国に進出しました。そして微博というSNSに注目しました。
元々「セクシー女優」だった蒼井さん。偏見や好奇の目で見られがちな中、微博を通じて日常生活を伝え、ファンとの距離を縮めていきました。
中国語も勉強します。微博上で中国語の質問をして、フォロワーとのコミュニケーションを取りました。次第に、彼女の努力を褒め、中国語の上達ぶりを感心する内容が増えていきました。
また書道も得意で、毛筆で中国語を書き、「中日友好」のメッセージを発信していきました。蒼井さんの書道作品は60万元(約1000万円)で落札したこともあると伝えられています。
旧正月の時には、中国の伝統の服を着てお正月のあいさつをし、中国の貧困地域の学生たちを援助するボランティア活動にも積極的です。そんな中国での活動が認められ、今では、中国で最も人気のある外国人タレントの一人となっています。
蒼井さんが中国に来たのは2010年でした。2010年の4月11日に微博のアカウントを開通します。自己紹介には次のような内容が記されました。
「みなさん、こんにちは。蒼井空です。時々映画に出演し、歌います。そしてテレビ番組にも顔を出します。よりよい交流をするために、いまは中国語を勉強中です」
キーワード(タグ)には「LetMeGo 第二の夢 80後 日中友好 旅行 グルメ 中国文化 書道 俳優 歌手」が付けられています。
2011年の11月に中国の芸能界の重鎮でもある京劇の名優梅葆玖さんと同じ舞台に立ち、大きな話題になりました。また、中国の有名な歌手、宋祖英さんや、司会者の楊瀾さんらとも同じイベントに出演し、人気を確立していきました。
蒼井さんの結婚は中国で「一つの時代の終焉」と言われるまで話題になっています。
なぜでしょう?
中国の成人年齢は18歳です。2017年12月31日は、90後(1990年代生まれ)のすべての人が成人することになります。
蒼井さんは、すでに2017年2月にセクシー女優の引退を表明しています。その後の結婚宣言には、次の時代を感じさせるメッセージを受け取った人が多かったようです。
とはいえ、蒼井さんの活動は今後も変わらなさそうです。
1月5日、微博上で「今後も今まで通りに私たちと話しをしますか」と質問された蒼井さんは「もちろんです」と答えました。
結婚宣言後もフォロワー数は伸びている蒼井さん。これからも新たな活躍を見せてくれそうです。
1/40枚