ネットの話題
おむつがえ、2人制おかいもの… 「育児の五輪」ピクトグラムで表現
子育て中の母が制作したピクトグラムが話題になっています。
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子育て中の母が制作したピクトグラムが話題になっています。
東京オリンピックの開会式で注目を集めた「ピクトグラム」。子育て中の母が制作した作品がネット上で話題になっています。タイトルは「ママリンピック(パパリンピック)」で、育児を7つの種目として表現したものです。
先月27日にツイッター投稿された、自作のピクトグラム。種目は下記の7つです。
・おかいもの(2人制)
・おかいもの(3人制)
・ベイビーリフティング
・おきがえ
・おむつがえ
・ごはん投げ
・ごはんキャッチ
五輪のピクトグラムに似せた色合いやデザインで描かれた7つのイラストは、いずれも「育児あるある」がユーモラスに表現されています。
この投稿に対して、「そう言えば乳児・幼児子育てはスポーツでした」「子どもキャッチと寝かし付けもお願いします」といったコメントが寄せられ、いいねは11万を超えています。
ママリンピック(パパリンピック)2020競技種目一覧
— えぽ (@aiuepo615) July 27, 2021
ピクトグラム pic.twitter.com/5SWEupROVW
投稿したのは、1歳の娘さんを育てているえぽ(@aiuepo615)さん。
五輪開会式でのピクトグラムパフォーマンスを見て、制作したそうです。
「普段から育児関係の投稿をしているので、それと絡めたイラストを発表したら面白いかもと思い、作成しました」
日ごろから「育児はスポーツだ」と思っているというえぽさん。
大変なことも競技風にしたら楽しめるかも、と考えたといいます。
「現在育児中なので、おむつがえやベイビーリフティングは毎日体験しています」
実体験に基づくものだけでなく、これからを想像しながら「おかいもの(3人制)」や「おきがえ」も制作しました。
特に思い入れがあるのが、最初に思いついた「おかいもの」。
「『おかいもの』という日常に、2人制や3人制といった言葉を組み合わせるだけで、ぐっと競技感が出るところも気に入っています」
描くにあたっては、本家のピクトグラムを参考にしながら、洗練された手足の造形に感動したといいます。
子どものピクトグラムは、大人よりもやわらかく見えるように工夫。
下書きをした後、円や直線の集まりとしての「ベクター画像」にするのが、思った以上に苦労したそうです。
「『おきがえ』の子どもの躍動感は特に気に入ってます」
「競技見たい種目コメントしてくれたら後日ハイライト漫画描きます」ともツイートしたえぽさん。
「寝かしつけ」や「おふろ」、「自転車競技」といった種目が寄せられています。
「ここまで反響があると思っていなかったので、面白いと思ってもらえるものが描けるか、プレッシャーを感じています……」
「英語版がほしい」とのリプライも来て、妹がすぐに英訳してくれたそうです。
「おかげで海外の方からも様々な反応をいただけました。育児の苦労は世界共通ですね。日本語版だけを見て『私は日本語ができないけど、これが何を示しているかわかる!』といった声もあり、ピクトグラムの持つ、言語や国境をこえる力を感じました」
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