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鯛が2匹なら縁起がいい? 「ラッキーヱビス」に遭遇できる確率は…
「ヱビスビール」の描かれた鯛。ごくまれに背後のカゴにも入っているものが存在します。
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「ヱビスビール」の描かれた鯛。ごくまれに背後のカゴにも入っているものが存在します。
「ヱビスビール」のラベルに描かれた七福神の恵比寿様。左脇に鯛を抱えていますが、ごくまれに背後のカゴにも鯛が入っているものが存在します。「ラッキーヱビス」と呼ばれるこの取り組みについて、サッポロビールを取材しました。
サッポロビールの前身「日本麦酒醸造会社」が1890年に売り出した「恵比寿ビール」。
まもなくして東京を代表するビールになりましたが、1943年にビールが配給品に。いったん商標が消えたものの、1971年に「特製ヱビスビール」として復活して今に至ります。
発売当初からラベルに描かれている恵比寿様。命名の由来について、ブランド戦略部ビール第2グループ課長代理・内藤奨さんはこう説明します。
「日本全体が繁盛し、豊かになる願いを込め、商売繁盛の神様でもある恵比寿様にあやかりました」
ちなみにサッポロビールの本社がある東京都渋谷区恵比寿という地名は、ヱビスビールに由来しているそうです。
そんなヱビスビールに「ラッキーヱビス」が登場したのは1998年。
通常、ラベルに描かれている鯛は1匹ですが、ラッキーヱビスは背後のカゴにも鯛がいます。
SNS上などに定期的に発見の報告が上がるこのラベル。
「恵比寿様が持つ『めでたい』というイメージを活用し、お客様にもっと楽しんでいただければ、という遊び心から始めました」と内藤さん。
気になる確率は「数百分の1」とのこと。過去には缶でも実施したことがありますが、現在は瓶のみです。
スタンダードな金のラベルのヱビスビール以外に、「ヱビス プレミアムブラック」にも存在するそうです。
「なんとかしてラッキーヱビスを見たい」という人に向けて、恵比寿駅近くの「ヱビスビール記念館」ではこっそり展示しています。
エントランスにある、数百本のヱビスビールの缶で作られたオブジェの中に、1本だけ交じっているのです。
位置は固定ですが非公開のため、自分の目で確認してほしいとのこと。
内藤さんは「ラッキーヱビスが見つかるのはヱビスの瓶製品のラベルのみです。いつもは缶で楽しんでいるヱビスも、今夜はちょっと趣向を変えて瓶で楽しんでみてはいかがですか?」と話していました。
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