話題
「食べられるストロー」が誕生 しかもヨックモックのシガールです
「食べられるストロー」について取材しました。
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「食べられるストロー」について取材しました。
筒状に巻かれたクッキー「シガール」で知られるヨックモック(東京都)。青山本店で「食べられるストロー」を使ったドリンクを提供しています。シガールをベースにした特製ストローについて取材しました。
ヨックモックの看板商品「シガール」。筒状に巻くことで生まれる軽やかな食感が特徴で、「これ以上入れるとお菓子にならない」というギリギリの分量までバターを増やすことでコクと風味を出しています。
そんなヨックモック青山本店のBLUE BRICK LOUNGEで6月6日から30日まで提供されているのが、「シガール・ストロー付ドリンクメニュー」です。
ドリンクはアイスコーヒー、アイスティー、牛乳の3種類。いずれも紙ストローに加えて、シガールをもとに特別に作ったストローが付いてきます。
お値段は税込み864円で、各日限定数が決まっているため売り切れる場合もあるそうです。
提供されているシガール・ストローは今回のために特製。
通常品だと水分を吸ってしまうため、内部をチョコのようなものでコーティングしているそうです。
「径の大きさなどいろいろ試した結果、『シガールアイスクリーム』と、シガールにチョコを詰めた『シガール オゥ ショコラ』の技術を組み合わせました」と広報チームの担当者。
シガールをストローにした理由は、今月5日の「世界環境デー」とヨックモック50周年記念が関係しているそうです。
ヨックモックでは今月5日から、都内で運営する全4店舗でストローを紙素材に変更。それに合わせて、環境月間である今月いっぱいは、究極のエコストローとして「シガール・ストロー」が付いたドリンクメニューを提供することになりました。
「以前から『シガールをストローにしてみたい』『シガールで空気を吸ったらおいしかった』といったご意見は伺っていました」と担当者。
経営企画部や広報チームが主体となって上層部に提案。「看板商品ということもあってOKが出ないのでは」と思ったそうですが、50周年記念企画の一環として実現しました。
お菓子の缶にリサイクル率の高いスチール素材を使用したり、日光工場では自治体の基準よりも厳しい自主基準を設けて排水管理をしたり。ヨックモックでは環境問題にも取り組んできたそうです。
50周年記念のスローガンは「50年間の感謝を胸に、これからも私たちのお菓子にできること」です。
「お菓子にできること、ということで企画したのがシガール・ストローです。小さな一歩ですが、この取り組みを通じて環境に貢献できたらうれしいです」
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