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地下鉄ドアの「魚」、実は路線図だった! 大阪、目玉の位置は交通局
大阪市営地下鉄の車両ドアに描かれた「魚」が、ツイッター上で話題になっています。
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大阪市営地下鉄の車両ドアに描かれた「魚」が、ツイッター上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
大阪市営地下鉄の車両ドアに描かれた「魚」が、ツイッター上で話題になっています。いくつものカラフルな線で描かれているのですが、実は地下鉄の路線図がもとになっているのです。なぜ路線図だったのか? 大阪市交通局に取材しました。
今月3日、「えっ、この魚、路線図を模している!!」という文言とともにツイッター投稿された2枚の画像。
魚のイラストを写したものと、大阪市営地下鉄の路線図の2枚で、比較してみると、魚を描いた線が路線図とほぼ同じで、路線ごとの色も同じになっています。
この投稿に対して、「いいデザイン」「遊び心、満載」「全然気づかなかった」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万を超えています。
魚が描かれているのは、大阪を東西に横断する「中央線」の車両。ドア内壁や座席ひじ掛けの仕切り板の部分に描かれており、現在2編成が運行中だといいます。
なぜ、路線図をもとにしたのか? 大阪市交通局車両課の担当者はこう説明します。
「きっかけは路線図が魚に見えたことでしたが、泳ぎ回る魚が、地下鉄・ニュートラム全路線に『つながる』という中央線のコンセプトにもピッタリだったので採用しました」
魚の目玉の位置は大阪市交通局のある場所で、形がアルファベットの「O(オー)」のようになっているのは「OSAKA」の頭文字をイメージしたそうです。
ちなみに魚のデザインが登場したのは2015年12月。車両導入から20年をめどにリフレッシュ改造するにあたって、各路線ごとの特徴や沿線の魅力などを採り入れる取り組みの一環だったそうです。
「どうやって中央線の特色をデザインとして表現するか悩みました。運行開始から1年半ほど経っても話題にしてもらえて、ありがたく思います。これからもお客様に喜んでもらえる車両作りを目指していきたいです」
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