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その嫉妬心、思わず共感! 「彼女の旅行相手が気になる漫画」が話題
「去年ハワイに行ったんだけどさ~」。彼女がこう切り出してきた時、あなたはどんなことを考えますか?
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「去年ハワイに行ったんだけどさ~」。彼女がこう切り出してきた時、あなたはどんなことを考えますか?
【ネットの話題、ファクトチェック】
「去年ハワイに行ったんだけどさ~」。彼女がこう切り出してきた時、あなたが彼氏ならどんなことを考えますか? 「元彼だ、これ」「友達って言ったけど元彼だ」「俺とは行ってないのにな~」――。彼女のセリフに合わせて3パターンを描き分けた漫画が注目を集めています。「嫉妬深い人限定です」と語る作者に話を聞きました。
先月27日にツイッター投稿された3つの漫画。「恋人の話がどっちにしろ頭に入ってこない、って漫画。みんなはどれ経験ある?」という文言が添えられています。
1本目のタイトルは「中途ハンパに濁されても」。
彼女が「去年ハワイに言ったんだけど その時にさ~」と話し始めると、頭の中で妄想が膨らみ始めます。
「ハワイって一人じゃ行かないよね!?」「友達だったら最初に言うよね!?」「元カレだこれ」「アーさいあく」と考えて悶絶する内容です。
◇ ◇ ◇
2本目は「正直に言われても」。
1本目とほぼ同じで、最初のセリフが「去年 元カレとハワイに言ったんだけど その時にさ~」に変わっています。
「散々 元カレのグチ言ってたけど し~っかり仲良しの時期あったんだー」「俺とはまだどこにも行ってないのにな~」と頭をかきむしります。
◇ ◇ ◇
3本目は「やさしいうそだとしても」。
今度は「去年 友達とハワイに言ったんだけど その時にさ~」となっています。
「曖昧に『友達』って時はだいったい元カレなんだよな~」「優しいウソかもしれないけどさ でも、さ なんか、さ」と、ひっくり返ってしまいます。
この投稿に対して、「はー、わかる」「バレる人にはバレてるんですね」といったコメントが寄せられ、リツイートは3300、いいねは8400を超えています。
漫画を描いたのはイラストレーター・グラフィックデザイナーとして活動しているトミムラコタさんです。どんな思いで描いたのか? 詳しく話を聞きました。
――今回の漫画を描こうと思ったきっかけは
「私の実体験が元になっています。実際のところは『元カノとグアムに行った』と聞かされたのですが、数日経ったあとも何度かこのセリフを思い出していて、『あ、これ漫画のネタになるな』と思ったんです。ツイッターで『私は3本目の漫画が当てはまる』と書きましたが、本当は私が経験したのは2本目でした! 単純に間違えました」
――3パターン描き分けた狙いは
「『元カノと』と正直に言われて『うわー! やめろよお前! なに正直に言ってるんだよ!』と思ったのですが、どうせ私のことだから、どう言われてもモヤモヤしてただろうなと思いました。どうせなら数パターン描いちゃおうと。嫉妬深い人にとってはあるあるかなと思ったので」
――残り2パターンについては、想像して描いたのでしょうか
「想像です! 人生で何度か似たようなことがあったので、実体験を元に想像しました」
――漫画を通じて伝えたかったメッセージは
「知らない誰かに伝えたかったというよりは、これを言ってた恋人に見せるつもりで描きました」
――描く上で工夫した点は
「同じ状況のパターン違いだとわかりやすくするため、絵を変えずにセリフだけ変えました。4コマ目の男の子のリアクションだけ変えています。あと、こういう漫画を描くと『男ってこうだよね』『女って大体こう言うよね』ってコメントがつきがちなので、性別がわからないキャラクターに置き換えて描こうかとも迷いましたが、結局人間にしました」
――反響については
「性別問わず共感のコメントがありました。ありがとうございます! 現在連載中の『ぼくたちLGBT』も、よろしくお願いします」
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「ぼくたちLGBT」はwebサイト「ふんわりジャンプ」で連載中。ツイッターで話題になったエッセイ漫画を書籍化した「実録!父さん伝説」(イースト・プレス)も発売中です。
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