話題
暗記に「赤シート」、もう時代遅れ? スマホで代用できる商品話題に
暗記に使う「赤や緑のシート」。これに変わる新しいツールが、ツイッター上で話題になっています。
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暗記に使う「赤や緑のシート」。これに変わる新しいツールが、ツイッター上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
受験勉強で暗記をする際に、赤や緑のシートを使ったことはありますか? 参考書やノートの文字にシートをかぶせて見えなくする、あのシートのことです。これに変わる新しいツールが、ツイッター上で話題になっています。どんな商品なのか、販売元のぺんてる(東京都)に話を聞きました。
今月4日、「知らない間に赤下敷きの時代終わってた」という文言とともにツイッター投稿された画像。大きく「スマホで暗記」と書かれたパッケージの中に1本のマーカーが入っています。
この商品は、ぺんてるが販売している「AnkiSnap(アンキスナップ)」で、使い方は以下の通りです。
(1)マーカーで線を引いて、スマホにダウンロードした専用アプリを起動
(2)アプリ内のカメラで写して画像を開く
(3)マーカーで引いた文字が真っ黒にマスキングされる
(4)黒い部分を指でタップするとマスキングが消え、中の文字が見える
保存して「自作の暗記シート」としてスマホで操作できるため、電車の移動時間や待ち時間などに使うことができ、参考書を持ち歩いたり、シートを少しずつずらしたりといった手間もなくなります。
この投稿に対して「時代は進むねぇ」「赤下敷き使ってたなぁ」「赤シートでよくね?」といった反応が寄せられ、リツイートは1万を超えています。
どういった経緯で発売された商品なのか? ぺんてるのマーケティング推進部の担当者に話を聞きました。
――製品の概要について教えてください
「専用のオレンジ色のマーカーをつかって教科書やテキストの覚えたい部分にマーキングし、専用アプリで撮影するとマスクで隠すことができます。タップすると答えが見える暗記シートのように使えます。通勤・通学途中の電車の中など、スキマ時間で効率的に暗記学習をすることができます」
――開発のきっかけは
「電車の中の観察から、学生のみならず、社会人も暗記シートや単語帳をつかっていることがわかりました。スマホでこれを代用できれば、教科書を取り出さずにすむと思ったのがきっかけです」
――開発者も「赤シート」世代ですか
「はい。使っていました」
――売れ行きは
「2014年の発売以来、安定して売れていて、累計販売本数は約50万本です」
――ユーザーからの反響は
「勉強している感がばれずに良い、というような声もいただいています」
――使ってみたい人に向けてメッセージを
「暗記道具は、使い続けることでより効率が上がると思います。姉妹商品の『スマ単』に加え、今後も『スマホ暗記文具』をより便利に、拡充していくつもりですので、ぜひ一度試してみてください」
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