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天皇陛下「生前退位」の意向 “3日に1回”予定が入る生活
天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を示していることが、宮内庁関係者への取材でわかりました。2015年12月、82歳の誕生日に合わせて開いた記者会見では「年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました」と語っていました。2016年1月からこれまでの、宮内庁が発表している予定を調べると、その日数は64日にものぼり、3日に1日の割合で公務など何らかの予定が入っていました。
宮内庁は公式サイトで、皇族の予定を公表しています。7月1日には「ご会釈(勤労奉仕団)」「お茶(退職認証官)」などが御所での予定として記載されています。
公式サイトには、即位してからの予定が載っており、年齢を考えるとたくさんの予定が入っていることがわかります。
2016年1月1日から2016年7月13日までの予定を調べてみました。
何らかの日程が入っている日は64日あり、公表されているものでも3日に1回、予定が入っていたことになります。
公務は1月1日から始まります。「新年祝賀の儀」が1月1日、「新年一般参賀」が1月2日に入っています。
土日も関係ありません。
4月2日の土曜日から4月4日の月曜日にかけては奈良を訪問。「神武天皇陵」などを参拝しています。
長期の予定もあります。
1月26日から30日の5日間はフィリピンを訪問。3月16日から18日の3日間は福島と宮城を訪問しています。
宮内庁は5月に、天皇、皇后両陛下の公務について、皇居であいさつを受ける「拝謁(はいえつ)」など一部を取りやめると発表していました。
両陛下ともに80歳を超えたことから「ご年齢にふさわしいご公務のあり方」(宮内庁の山本信一郎次長)を検討した結果だと説明。両陛下の了承も得られたとしていました。
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