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イケアも陥落…船橋の東京化が止まらない! 最後の砦は船橋競馬場?
新名称は「IKEA Tokyo-Bay」。
スウェーデン発祥で全国に9店舗ある家具の「IKEA」。千葉県船橋市にある第1号店が4月、オープンから10周年を記念して、「IKEA船橋」から名称を変更しました。その新名称がツイッターで話題になっています。
その新名称は「IKEA Tokyo-Bay」。10年前のオープンと同じ4月24日から変更しました。
この名称変更にツイッター上では「まじか」「船橋のIKEA、東京になったの?」などという投稿が。千葉県では、浦安市の「東京ディズニーランド」や袖ケ浦市の「東京ドイツ村」のように「千葉なのに東京」がネタ化しており、「IKEA船橋がIKEA Tokyo-Bayになったあたりで察してください」などというツイートもありました。
IKEA船橋は東京になってしまったのか。早速、IKEA本社に聞いてみました。担当者は「そんなことになっているんですか」と驚きながらも、「東京にこだわりがあるとか、そういうわけではありません」と話しました。
担当者によると、店舗は船橋にありながら、利用者は千葉のほか、東京、神奈川といわゆる「東京ベイエリア」から訪れています。10周年のタイミングで、船橋を中心としたこのエリアを盛り上げていきたいと、名前の変更が企画されたということです。
また、店舗の近くには「ららぽーとTOKYO-BAY」があり、「TOKYO-BAY」の名が付いたマンションもあるなど、名称が地域住民に親しまれています。IKEAの商品をららぽーとに展示するなど連動したイベントも行われており、同じ表現を使うことにしたそうです。Tokyo-Bay店では、4月から全国のIKEAで唯一のカフェもオープンしました。担当者は「名前の変更とともに新しいサービスで、地域を盛り上げていきたい」と話しました。
次々と、「東京化」する船橋のランドマークたち。このままいくと、1950年の開設以来、堂々と(当たり前ですが…)「船橋」の看板を掲げ続ける「船橋競馬場」が最後のよりどころになりそうです。
ちなみに、船橋競馬場に「『船橋競馬場』が東京ベイ競馬場になってしまう可能性ってありますか?」と聞いたところ…。
競馬場の職員から「そんな話は出たことないので、たぶん無いと思います」との回答をいただきました。
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