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「信長」「清正」急募、月給18万円で契約社員 オープン過ぎる求人
「織田信長」と「加藤清正」を熱烈募集。条件は月給18万円+出来高、社会保障完備で雇用形態は契約社員――。尾張・三河エリアから多くの戦国武将を輩出した愛知県で、珍しい求人が出ています。
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「織田信長」と「加藤清正」を熱烈募集。条件は月給18万円+出来高、社会保障完備で雇用形態は契約社員――。尾張・三河エリアから多くの戦国武将を輩出した愛知県で、珍しい求人が出ています。
「織田信長」と「加藤清正」を熱烈募集。条件は月給18万円+出来高、社会保障完備で雇用形態は契約社員――。尾張・三河エリアから多くの戦国武将を輩出した愛知県で、珍しい求人が出ています。
募集を出したのは「名古屋おもてなし武将隊」。前述の2人のほか、徳川家康や豊臣秀吉ら、「現世によみがえった」設定の名古屋ゆかりの武将ら10人からなるグループです。
武将隊は2009年、名古屋開府400年PRを兼ねた名古屋市の経済対策の一環で求職者らを雇用して結成されました。
名古屋城で甲冑姿で観光客をもてなしたり、ダンスを交えた演武を披露したり。芸能人ではなく、あくまで「観光PR集団」ですが、地元ラジオやテレビではレギュラー番組をもち、芸能人顔負けの活躍をみせています。
今回の求人は、「織田信長」と「加藤清正」が今春で「天に帰り」、隊を卒業することを受けたもの。隊を運営する広告会社の青木孝嗣さんは「信長は隊のセンターに立つ男なので、とにかく思いの強い人を。清正は今年454歳ながら隊の最若手武将なので、フレッシュさのある人を求めています」と語ります。
武将隊のホームページでは、待遇を包み隠さず明かしました。取材にも「月の出来高はおおむね3万~8万、ボーナスは年2度で一ケタ万~多いと十数万という実績があります」(青木さん)とどこまでもオープン。
その理由についてページを制作した矢野悟さんは「20キロある甲冑をまとい、年200回以上演武を披露します。現世によみがえるにあたり、言葉遣いや当時の社会情勢なども徹底的に思い出していただきます。活動は厳しく、覚悟が必要なことから、『こちらの思うメリットは全て見せよう』と考えました」と言います。
もちろん、条件を明示することで安心感を持ってもらい、「より幅広い層の方に挑戦してもらいたい」との意図もあるそう。
過去には芸能活動経験者からの応募が目立ちましたが、「一番大切なのは『地域を盛り上げてやる』という思いの強さ。スキルは研修でなんとでもなる。未経験者大歓迎です」と青木さん。
また、結成時から活動する「徳川家康」公も「求めしものは、厳しい戦を駆け抜け続ける覚悟、そして民への優しさ。我らが歩む道は文化になる。多くの人と向き合い、多くの夢を叶える生業が名古屋おもてなし武将隊でござる」と仰せです。
応募は3月31日まで。書類と名古屋・東京での面接などを経て、最終決定するそう。信長・清正公は男性ですが、女性も応募できるそうです。
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