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プロ野球の長い裾、最初に始めたのは誰だ? 実は機能的という説も
プロ野球のユニホームパンツの長い裾。一昔前の選手はストッキングがもっと見える着こなしだったはず。誰が始めたのか? その理由は?
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プロ野球のユニホームパンツの長い裾。一昔前の選手はストッキングがもっと見える着こなしだったはず。誰が始めたのか? その理由は?
CSでの熱戦が続くプロ野球、今や当たり前になったユニホームの着こなしがあります。ユニホームパンツの長い裾です。一昔前の選手はストッキングがもっと見える着こなしだったはず。誰が始めたのか? その理由は? 中には「見た目」だけじゃない理由をあげる選手もいるようです。
裾の長いズボン「ロングパンツ」。アマチュア野球ではあまり見かけません。プロ野球界で広がり始めたのは1990年代からです。
最初にはき始めたのは落合博満氏(現中日ゼネラルマネジャー)だと言われています。1993年度版の中日のファンブックには、落合氏が初めてだぼだぼのパンツをはいている写真が掲載されてます。その前の1992年シーズンには、はいていたようです。
「ロングパンツ」が流行した理由として、コラムニストの綱島理友さんがあげるのが「ストッキングが見えないと審判はストライクゾーンが分かりづらくなる」という説です。大リーグで始まった流行が日本でも広まっていったそうです。
綱島さんは、「バリー・ボンズのようなスター選手がはき始め、周囲に浸透し、来日した外国人選手の着こなしを日本の選手がまねしていった」と見ています。
「ロングパンツ」の理由はファッションだけではないようです。西武の岸孝之投手は「裾がないと、くるぶしあたりが地面にすれて血だらけになる。大学のときはそのせいで投げ込めなかった」と話しています。
ロングパンツなら裏地に補強布をあてることはできますが、伸縮性のあるストッキングでは難しいそうです。
最近は、ひざの上まで上げるスタイルが人気を集め始めています。代表各が今、大リーグの昨季のワールドシリーズで活躍したジャイアンツのハンター・ペンス選手です。イチロー選手も昔から裾を上げています。
ちなみに楽天の2軍はストッキングを見せることが義務づけられています。今季、1軍と2軍を往復している西田哲朗選手は「まくり上げた方が足が長くてスマートに見えませんか?」と話しています。
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