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回転寿しで「甲殻機動隊」キター 粋なメニューにファン興奮 北海道
回転寿しで回ってきたのは「攻殻機動隊」ならぬ「甲殻機動隊」。北海道の回転寿し店の1皿がツイッターで話題に。なぜこんなメニューを?お店に聞きました。
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回転寿しで回ってきたのは「攻殻機動隊」ならぬ「甲殻機動隊」。北海道の回転寿し店の1皿がツイッターで話題に。なぜこんなメニューを?お店に聞きました。
回転寿しで回ってきたのは「攻殻機動隊」ならぬ「甲殻機動隊」。北海道の回転寿し店で生まれた、アニメファンの心をくすぐるメニューがツイッターで話題になりました。どうしてこんなメニューを?お店に聞きました。
「攻殻機動隊」は人々がサイボーグ化し、脳がネットワークでつながる近未来を描いたSF作品です。士郎正宗さんによる原作は1989年に発表され、押井守さんや神山健治さんら、アニメ界の気鋭のクリエイターが作品化しています。
特に、1995年の押井守さんによるアニメ映画は、世界中でファンを生み出し、日本のアニメの完成度を世に知らしめた作品として知られています。
特報解禁しました!→http://t.co/4Nk5xSIffu #攻殻新劇
— 攻殻機動隊 新劇場版 (@kokaku_m) 2015, 1月 8
「攻殻」は「甲殻類」から取られた作者の造語ですが、そこには深い意味が込められていました。
「攻殻機動隊」は公安9課という架空の警察組織の別称です。普通の警察と違って、事件が起きる前に敵を攻撃するなど行動を起こすことから「攻」の字があてられています。
「殻」には諸説あるものの、メンバーの多くが義体と呼ばれるサイボーク化した体を持っている事から、サイボーグの体を「殻」に例えていると言われています。
そんな「攻殻機動隊」が一文字変えて回転寿しのメニューに採用された情報は、ツイッターで投稿されると同時に、ファンの間で注目を集めました。
特別メニュー「甲殻機動隊」を考案したのは、北海道白老町の「北の匠 回転寿しクリッパー 白老店」です。お店はチェーン店ですが、店独自のメニューも出しており、その中の一つとして半年前に生まれました。
伊藤健士店長によると、従業員と一緒に新メニューを考えていた時、その中の1人が「攻殻機動隊」の漫画を持っていたのがきっかけだったそうです。
当時の様子について伊藤店長は「インパクトがずば抜けていた」と振り返ります。名前に合わせて、お皿は「カニ、シャコ、エビ」になりました。値段は税別410円。これは、単品で頼むより安いそうです。
店に出したところ、ツイッターなどで瞬く間に広まり、お店に直接、問い合わせをする人も。「予想外の反響で、びっくりです」と伊藤店長。今も、お店の看板メニューとして回ってます。
正月に里帰りした時に、回転寿司クリッパー白老店で、流れて来たメニュー。
もちろん、食いました…笑 pic.twitter.com/WSd2YbbBE9
— 田口清隆 (@TaguchiKiyotaka) 2015, 1月 31
白老店では、他に「ザ★マヨワーズ」というメニューも出してます。これは、迷った時におすすめのメニューということで、「エビマヨ、ツナマヨ、カニカママヨ」の3種類の軍艦巻きで、1皿190円です。
過去には青魚3種の「ブルースリー」や、「シメサバ、自家製イクラ、自家製漬けマグロ」という一仕事した3品で「仕事人」という名作もありました。
「攻殻機動隊」は今年、新作映画が発表される予定で、4月からはTVでの放映も始まります。実写版の女優には、スカーレット・ヨハンソンが決まるなど、盛り上がりを見せています。白老町にもお得な「甲殻」を求める「攻殻機動隊」ファンがますます増えそうです。
4月TV放送開始!攻殻新シリーズ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」そしてキービジュアル!! #攻殻新劇 pic.twitter.com/5DQbytf66a
— 攻殻機動隊 新劇場版 (@kokaku_m) 2015, 2月 17