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食品の異物混入、実は年300件 都内の保健所 ペヤングは生産中止
即席麺「ペヤング」のカップ焼きそばに虫の混入が指摘された問題。異物混入では、都内では年300件の苦情が寄せられています。これらの食品のトラブルは、消費者庁などサイトで公開されています。
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即席麺「ペヤング」のカップ焼きそばに虫の混入が指摘された問題。異物混入では、都内では年300件の苦情が寄せられています。これらの食品のトラブルは、消費者庁などサイトで公開されています。
即席麺「ペヤング」のカップ焼きそばに虫の混入が指摘された問題で、全24商品の生産・販売が中止になる事態になっています。
じつは食品全般に対し、都内では年300件の「異物混入」の苦情が寄せられており、こうしたトラブルは消費者庁などのサイトで公開されています。
12月3日、「ペヤング」の商標で親しまれている「まるか食品」のソース焼きそばに、ゴキブリとみられる虫が混じっていると連絡がありました。連絡した購入者が、写真付きでツイッターに投稿したため、ネット上で情報が拡散しました。
東京都福祉保健局によると、食品のトラブルの中で、「異物混入」は、「有症苦情」(体調を崩したけれど原因が特定できなかった)に次いで2番目に多い苦情です。2012年度には681件の「異物混入」の苦情が寄せられ、うち約56%が飲食店でした。残りの4割強、約300件は、今回のペヤングの件と同じく、工場などでの製造トラブルでした。
異物混入を含む製造トラブルによる食品の自主回収は、年間約1千件にも及びます。食品業界でつくる財団法人食品産業センターの「食品事故情報告知ネット」には、ほぼ毎日のようにお詫びや回収協力依頼の告知が掲載されています。商品ラベルの間違いや賞味期限の表示ミスなどが目立ちますが、中には農薬混入やアレルギー物質の表示漏れなど緊急を要するものもあります。