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クリエイターが長野で深呼吸したら、集中力が150%になった話

PR by 長野県

目次

様々な移住関連ランキングで人気の高い長野県。豊かな自然が魅力的なのはもちろん、行政も移住したい人の後押しや不安解消につながる地道な取り組みを続けています。
 
そんな長野県がウェブサイト「SuuHaa(スーハー)」を立ち上げました。「暮らす」「働く」「つながる」といった切り口で、移住に関心がある人々に向けた情報を発信する予定です。

「SuuHaa」の立ち上げに関わり、自身も実際に長野市に移住した、ジモコロ編集長の徳谷柿次郎さんは、都会での生活は「窮屈で、呼吸が浅くなりがちだった」と言います。一方、長野に移住して間もないヒップホップのトラックメイカー、観音クリエイションさんは、移住が自身の創作活動に与えた影響について「集中力が5割増しになった」と語ります。クリエイターが長野に引きつけられるのは、どうしてなのでしょうか?

「SuuHaa」と深呼吸 ジモコロ徳谷柿次郎さんの長野ライフ

長野県飯山市の千曲川沿いで、菜の花に囲まれる徳谷柿次郎さん=2019年4月、徳谷さん提供
長野県飯山市の千曲川沿いで、菜の花に囲まれる徳谷柿次郎さん=2019年4月、徳谷さん提供

「山が見えて、空が広くて、空気も食べ物も おいしくて。日常のふとした瞬間に、感動するんです。長野に移住してよかったなと思います」

地元の魅力を伝えるウェブメディア「ジモコロ」編集長・徳谷柿次郎さん(38)は、2019年から本格的に長野を拠点に活動しています。もともと移住に興味を持ったのは、15年に立ち上げたジモコロの取材活動でした。日本全国を飛び回るようになり、「地方」の魅力を知っていったといいます。

「1年のうちで地方に身を置く時間が長くなって、自分の中の物差しが増えたんです。確かに東京には仕事もあるし、仲間もいるけれど、夜空を見上げたり、田んぼをぼーっと眺めたりすることはなかったなぁと。毎日満員電車に揺られているような生活が、ちょっとだけつらくなってきたんですよね」

大阪出身で、全国を取材してきた徳谷さんが、なぜ長野を選んだのか。自然の豊かさはもちろん、これまで長野で出会った人々たちとの縁、東京まで新幹線で1時半程度で行ける利便性のよさがあったといいます。

「建築士や革細工職人など、自分たちで生きていく覚悟を持っている人たちと多く出会って、刺激を受けました。彼らと同じ地域で暮らしていくことが楽しそうだなと思えたんです」

「もちろん移住には確かにハードルがあります。会社の転勤なら、少なくとも仕事は変わりませんが、本当にゼロから移住となると、仕事も暮らしも人間関係もゼロから構築する必要があるので、かなり大変です。でも、ある程度自分で自分の仕事の調整ができるクリエイティブな仕事をしている人だったら、移住も選択肢の一つとして考えやすいと思います」

徳谷さんが関わる「SuuHaa」では、移住に興味がある若い世代に向けて、「暮らす」「働く」「つながる」と3つのテーマのもと、長野県の4つのエリア(北信、東信、中信、東信)ごとに情報や取材記事を発信するといいます。

「クリエイターがもっと長野に集まってきたら、面白いなと思っています。『SuuHaa』や編集長を務める『ジモコロ』というメディアを通じて、自分自身が材料になって、主体的に魅力を発信していきたいです」

大町市の青木湖=徳谷さん提供
大町市の青木湖=徳谷さん提供

「集中力が5割増し」 観音クリエイションさんが移住で感じたこと

観音クリエイションさん=本人提供
観音クリエイションさん=本人提供

「鳥のさえずりが聞こえて、雑音や無駄な情報がない。脳みそがシャキッとして、とにかく制作に集中できます。集中力が5割増しになった気がします」

ヒップホップのトラックメイカーでライターでもある観音クリエイションさん(35)は、長野県信濃町への移住のメリットをこう語ります。

これまで埼玉県和光市に住んでいた観音さん。旅が好きで、海外を放浪する生活を送っていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で海外への渡航ができなくなったことをきっかけに、移住を本格的に考え始めたそう。

「ほとんどの仕事は在宅でできるし、買い物もネットで済ませることが多い。お酒もやめたので、居酒屋にいく必要もない。高い家賃を払ってまで、都会に住むメリットが感じられなくなったんですよね」

「もともと自然の中で遊ぶのが好きで、毎週のように、自然を求めて出かけていましたが、埼玉から片道2時間かける意味があるかな、住んだ方がいいんじゃないかなとも思ったんです。長野には春夏秋冬すべての季節訪れたことがあったし、信濃町にある知り合いが経営するゲストハウスを訪れていたこともあって、自然と信濃町が候補にあがりました」

移住の準備を進める中で、ホームページで出会った、長野県信濃町の古民家物件に一目惚れ。100万円という安さで購入し、いまはコツコツとDIYでリノベーションをして、住まいづくりを楽しんでいます。

移住は、作品の内容にも影響を与えたそうです。「自分では、長野に来てからの作品はいい意味でカドが取れて、自分らしくなったなと思う。周囲からは、優しい音になった、と言われます。ものづくりをする人には、こういう環境で作業してみることをおすすめしたいです」

古民家を改造した広々とした作業場=観音クリエイションさん提供
古民家を改造した広々とした作業場=観音クリエイションさん提供

お試し移住も大歓迎 長野は移住の不安や悩みに寄り添います

長野県信州暮らし推進課によると、長野県への移住相談件数は増加しており(*1)、2019年は2323人が実際に移住をしています(*2)。

ただ一方で、徳谷さんや観音さんのように、何度か長野に足を運んだことがあるものの、移住にはなかなか踏み切れない、という方もいるかもしれません。そんな方にぜひ知っていただきたいのが「おためしナガノ」という県の施策です。

「おためしナガノ」は、20歳以上おおむね45歳以下で、長野県を仕事の拠点として「おためし」するIT関連の個人・法人を対象とした事業です。最大約6カ月の「おためし」期間中は、オフィス利用料や引っ越し代、交通費といった経費が1人あたり最大30万円補助されます。

期間中は仕事や生活をしていく上で、不安なことやつながりづくりを県職員がサポート。完全な移住でなくとも、2地域居住なども可能で、「おためし」終了後の支援態勢も整っています。実際に、「おためしナガノ」には2015年度から19年度までに計56組95名が参加し、うち37組が長野県内の拠点を維持しているそうです。

また、長野県に本格的に移住を決めた場合には、一定の要件を満たすと交付金が受けられる「UIJターン就業・創業移住支援事業」(単身世帯の場合最大60万円、2人以上世帯の場合最大100万円)といった支援金制度もあります。2021年度からは、この要件が一部緩和(*3)されるため、現在、具体的な実施に向けた準備が進められています。興味のある方は、気になる市町村の窓口へ問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

さらに、東京・名古屋・大阪には、長野県の移住相談員がいて、移住に伴う不安や悩みを直接相談できる体制が整っているほか、県内には独自の移住支援策を用意している市町村も多くあります。
充実した移住支援制度を上手に活用しながら、長野でゆったりSuuHaaする生活を考えてみませんか。

*1 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei08_02000204.html (総務省発表)
*2 長野県による独自集計。長野県外から新たな生活の場所を求めて、自らの意思により県内に転入した者(ただし、Uターン転職者、配偶者が県内の結婚転入、転出の予定がある者は除く)を指します。
*3 移住後も引き続き業務をテレワークで実施する場合や、都市圏の在住期間の短縮など、従来の要件が緩和されました。なお、支給の要件は自治体により異なりますので、詳しくは市町村の移住相談窓口へお問い合わせください。

長野県の移住総合WEBメディア「SuuHaaー長野の空気を深く吸い込もうー」はコチラから
https://suu-haa.jp
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