感動
病気と闘う子どもたちをサンタクロース姿で応援
PR by 大日本印刷株式会社
病気と闘う日本の子どもたち、医療を必要とする海外の子どもたちに笑顔を届けたい。そんな思いで始まった東京グレートサンタランが2回目を迎えました。2019年12月22日、駒沢オリンピック公園(東京)には約3,500人の参加者が集まりました。
前年の明治神宮外苑から駒沢オリンピック公園に舞台を移して行われた「東京グレートサンタラン2019」。サンタクロース姿で会場を真っ赤に染めた参加者の数は約3,500人。ベビーカーや愛犬も参加できるラン&ウォークのほか、協賛社ブースの催しやスペシャルアンバサダーによるライブを楽しみました。
友人と一緒に参加したという参加者の一人は、「サンタ姿で非日常を味わって楽しみながら、病院で過ごす子どもたちに幸せをおすそ分けできる、すてきなイベントだと思います」と話しました。
東京グレートサンタランの収益金の一部は、病気と闘う国内の子どもたちに絵本やおもちゃなどのプレゼントを贈る活動のほか、医療を必要とする海外の子どもたちにも役立てられます。このように、サンタに扮してクリスマスの思い出づくりをしながら、チャリティーにも参加できるのが最大の特長です。
東京医科歯科大学の森尾友宏教授が奔走し、初めての東京グレートサンタランが開催されたのが2018年のこと。森尾教授は2回目となる東京でのサンタランをこう振り返ります。
「小児病棟に入っているのは乳幼児から中学生くらいまでの子どもたちが多く、長期間の入院生活を余儀なくされており、とくに昨今は感染症予防の観点から外部の世界から隔てられがちです。このチャリティーの収益金の一部を使って本やおもちゃなどを購入し、後日、クリスマスプレゼントとして小児病棟へ贈呈に行くのですが、こうしたふれあいは子どもたちにも、そのご家族にも大変喜んでいただけるものです。プレゼントももちろんですが、クリスマスらしいにぎわいの空気が感じられることが、子どもたちには何よりの喜びになると思います」(森尾教授)
アンバサダーによるコンサートや、協賛社ごとに趣向を凝らしたブースのイベントを目当てに参加する人が大勢いたことに触れると、森尾教授は「いろいろな入り口や、楽しみ方があるのがこのイベントのいいところです。ボランティアスタッフも、みんな楽しんでくれています。参加者もスタッフも、全員が難病と闘う子どもたちの応援団。応援の輪がつながって、広がって、イベントがより大きなものになることを願っています」と思いを語りました。
中学生・高校生・大学生の有志約50人による企画運営組織「学生子ども会議」のスタッフも、全員がボランティアです。代表の八島萌瑛さん(順天堂大学)がこのイベントに関わるきっかけになったのは、前年に行われた大学病院でのプレゼント贈呈でした。
「前年は友人の誘いで、プレゼントの贈呈だけに参加しました。小児科病棟の子どもたちのプレゼントを受け取ったときの笑顔や、保護者の皆さんの喜ぶ姿が印象に残り、今年は企画から携わろうと決めていました」と八島さん。初めは少数だった学生子ども会議のメンバーが、友人に参加を呼びかけ、その友人がまた別の友人に声をかける。結果、最終的にメンバーは昨年のほぼ2倍になったといいます。
「誰もが誰かのサンタになれるすてきなイベントなので、もっと大勢の人にサンタランを知ってもらいたいです。参加者の支援と子どもたちの笑顔をつなぐ『学生子ども会議』のメンバーがさらに増えれば、もっといろいろなことができると思います。本当にそうなったらうれしいですね」(八島さん)
大日本印刷(DNP)は、子どもたちの笑顔と未来のために貢献したいとの思いから、第1回となる18年から東京グレートサンタランに協賛しています。今回も多くの社員がボランティアやランナーとして参加しました。企業ブースでは無料で記念写真を撮影してプリントするサービスを実施。撮影した写真を貼り合わせてサンタのモザイクアートをつくるイベントも行われました。
「スマートフォンの普及に伴い、写真が“画面で見るもの”になった今、形に残るプリント写真は価値の高いものだったようです」と話すのは、DNPの山崎奨さん。サンタ姿の参加者に写真を手渡すたびに、参加者から笑みがこぼれることに喜びを感じたといいます。その場でプリントした写真を貼り合わせてモザイクアートをつくるのは同社にとって初めての試みでしたが、「みんなでつくりあげる一体感が得られる」と参加者にも好評でした。
「写真でつくるモザイクアートには、撮影される楽しさ、完成までのワクワク感、形に残る喜びなどがあります。サンタランのような特別な日に、思い出を形に残すお手伝いができたのは、私たちにとってもうれしいことでした」(山崎さん)
DNPブースでは、スマホアプリ「May ii(メイアイ)」の紹介も行われました。これは“移動に困り手助けを求める人”と“手助けしたい人”をつなげる、助け合いのためのアプリ。困ったときにアプリを通してリクエストをすると、近くにいる別のアプリ登録者がサポートをしてくれるというもの。May iiの助け合いの精神に多くの方が賛同していました。
イベント会場で参加者に振る舞われた温かいスープにも、DNPの思いが込められていました。スープを注ぐ紙カップは、DNP提供による森林認証紙(FSC®認証)製のもの。森林認証紙とは、森林保全のために、認証を受けた森林およびその他の適切に管理された供給源や再生資源を原材料とした紙のことです。
この認証を受けた紙は、木材の成長に合わせて伐採・植林を管理する、土壌・水質・生物への影響に配慮する、地域の社会・経済に貢献するなど、厳しい基準を満たしたもの。そのため、森林認証紙を使用すると、間接的に環境への負荷を減らすことができます。普段から森林認証紙のパッケージを選び、環境負荷の低減に配慮することも、子どもたちの未来につながります。