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2月12日が誕生日!ブラック・ジャックも愛した「ボンカレー」
大塚食品
世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」は1968年2月12日に発売され、今年でなんと50年。当時はまだごちそうメニューであったカレーを簡単に食べられるボンカレーはたちまちヒット商品となりました。
ボンカレーは、1975年に手塚治虫※の人気漫画『ブラック・ジャック』にも登場します。
主人公であるブラック・ジャックが助手のピノコから差し入れされたボンカレーを見て、「ボンカレーはどうつくってもうまいのだ(第88話「報復」より)」とつぶやく場面です。
ファンの間では有名なこのセリフ。ブラック・ジャックはボンカレーが好物だったことがうかがえます。
ブラック・ジャックの若き頃を描いた漫画「ヤング ブラック・ジャック」 (原作:手塚治虫、脚本:田畑由秋、漫画:大熊ゆうご) では、ブラック・ジャックこと間黒男(はざま・くろお)に大塚食品の社員が新商品として「ボンカレー」を差し入れた様子が描かれています。
ブラック・ジャックは2018年で45周年。そしてボンカレーは50周年。ボンカレーは湯せんから電子レンジ対応も可能になるなど、互いに現代のニーズに合わせて日夜進歩していることがわかります。
そんなボンカレーが50周年を迎えたことを記念して、今年の2月12日、全国10か所でブラック・ジャックからボンカレーへのお祝いの言葉も入った広告号外が配布されました。
広告号外が配布された渋谷駅前では、ボンカレーのマスコットキャラクター「ボン王子」も登場。「お誕生日おめでとう」と声をかけたり、一緒に写真を撮ったりする姿も見られました。
東京・渋谷駅前で広告号外を受け取った40代女性は「ボンカレー好きですよ。割烹着のお姉さんのパッケージのイメージが強いですかね」。
また別の50代女性は「子供の頃から食べていて、レトルトカレーといえばボンカレーかなと。でもブラック・ジャックが好きだったとは知りませんでした」と話しました。
そんな国民食とも呼べる「ボンカレー」開発のきっかけは、缶詰に代わる携帯食としてソーセージの真空パックが紹介されていた記事でした。それを読んだ大塚食品の担当者は、こう考えました。
ボンカレーはレトルトパウチに食品を密封し、それをレトルト釜に入れ圧力をかけながら加熱することで作られています。しかし開発当初はパウチにする包材もなく、レトルト釜もありませんでした。
ここで、もともと大塚グループが医療分野で事業を広げていたことが幸いします。点滴液の殺菌技術を応用して、レトルト釜を作ることに成功したのです。
医療分野での技術がボンカレーの開発の鍵になっている点も、ブラック・ジャックとの親和性を感じますね。
また、松山容子さんのパッケージが目を惹くボンカレー50周年記念商品が3月5日より発売になります。
※手塚治虫の「塚」は正確には旧字です。