ネットの話題
コメダ珈琲のコーヒー香るお線香? 「抽出後の粉を練り込んでます」
コメダブレンドを抽出したあとの粉を原料に練り込んでいるそうです
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コメダブレンドを抽出したあとの粉を原料に練り込んでいるそうです
先月発売された「コメダ珈琲店 ミニ寸線香」がSNS上で注目を集めています。コメダブレンドを抽出したあとの粉を原料に練り込んでいるという商品について取材しました。
ろうそくや線香の製造販売を手がけるカメヤマ(本社・大阪市)。
そんな会社のX(旧ツイッター)アカウントが先月下旬、こんな投稿をしました。
添付された画像に写っているのは、コメダブレンドと、その写真が使われた「コメダ珈琲店 ミニ寸線香」のパッケージです。
この投稿に対して、「コーヒー好きのご先祖様にも喜ばれそう」といったコメントが寄せられ、いいねは5000を超えています。
煎れたての珈琲の香りに誘われ目覚めると…仏間でお経を唱える母の隣に〝コメダ珈琲店〟のお線香。まさか!ここまでとは…(何度も社内で嗅いでいるのに、騙されました!!!!)#コメダ珈琲店… pic.twitter.com/tI7CMM6gEo
— カメヤマローソク【公式】@2代目担当 (@kameyama_rosoku) May 23, 2024
「税抜き680円で5月1日に発売した、煙の少ないタイプのお線香です。仏壇仏具店や雑貨店、弊社ネットショップなどで販売中です」
そう話すのは、カメヤマの広報担当者です。
実はこの商品、2009年から販売している線香やろうそくのラインナップ「故人の好物シリーズ」の一つ。
これまで、井村屋の「あずきバー」や、カクダイの「クッピーラムネ」などとコラボしてきました。
「コメダ珈琲店 ミニ寸線香」の最大の特徴は、ブレンドコーヒーを抽出したあとの粉を原料に練り込んでいる点です。
「コメダ様のコーヒーの香りに近づけることも苦労しましたし、抽出後の粉を線香の原料にするところに時間がかかりました」
コメダブレンドをあの世の大切な人に飲んでもらっている、そんな感覚になれるように意識したそうです。
投稿が話題になったことについては、こう話します。
「弊社亀山工場のお隣がコメダ珈琲店亀山上野店でして、ただただ嬉しいです。また、『コーヒー好きだった父に』といったコメントの他に、『私の仏前はこれで』といった投稿もあり、とても愛を感じました」
◇
今年5月には、亀山工場に併設する「カメヤマローソクタウン」がオープン。事前予約制で、手作りキャンドル体験や工場見学ができるそうです。
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