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「仁義なき戦い」がTシャツに 菅原文太作品、現代風デザインで人気
2014年11月に死去した俳優・菅原文太さん。その主演作を大胆にあしらったTシャツが3月に発売されました。代表作「仁義なき戦い」「トラック野郎」など、“男臭い”映画をカジュアルにデザインしています。
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2014年11月に死去した俳優・菅原文太さん。その主演作を大胆にあしらったTシャツが3月に発売されました。代表作「仁義なき戦い」「トラック野郎」など、“男臭い”映画をカジュアルにデザインしています。
2014年11月に死去した俳優・菅原文太さん。その主演作を大胆にあしらったTシャツが3月に発売されました。代表作「仁義なき戦い」「トラック野郎」など、“男臭い”映画をカジュアルにデザインしています。注文はすでに約300枚。販売会社は「憧れだった文太さんや映画界に恩返しできれば。若い人にもぜひ手にとってほしい」としています。
このTシャツを発売したのは、アパレル製造販売の「ハードコアチョコレート」(東京都中野区)。
特撮やポルノ、アクション映画、プロレス、バイオレンス漫画など、いかにも“男臭い”サブカルチャーを題材に、カジュアルな衣料品を作って販売しています。
今回、映画「トラック野郎」公開40周年の節目に、菅原さんの主演3作品をテーマに制作しました。
制作配給会社の東映とライセンス契約しており、本物のタイトルロゴや宣材写真を下敷きにデザインしました。
「カラー作品」のキャプションなど、当時の映画ポスターのあしらいを織り交ぜつつ、「トラック野郎」→「TRUCK GUYS」といったように英語タイトルも使い、若い人向けの現代風デザインに仕立てています。
「仁義なき戦い」(1973年)と「県警対組織暴力」(1975年)はともに、娯楽映画の巨匠として知られる故・深作欣二監督の作品。
実際にあった事件や抗争をモデルにした、東映による「実録路線」のヤクザ映画です。
田中邦衛さんや松方弘樹さんなど個性豊かな脇役陣を配した、リアリティーを追求した作風で、クエンティン・タランティーノ監督など国内外のクリエーターに大きな影響を与えました。
菅原さんが、組織の論理に振り回されるヤクザや警察官の悲哀を、クールながら迫力ある演技で表現しています。
一方、「トラック野郎」シリーズ(1975年から全10作)は、菅原さんと愛川欽也さんによる長距離トラック運転手コンビが道中で騒動を繰り広げるアクションコメディー。それまでヤクザ役のイメージが強かった菅原さんの役柄の幅を広げました。
いずれも根強い人気があり、DVDボックスや関連書籍の発売、ファンや関係者らによるトークイベント開催などが今も続いています。
Tシャツはそれぞれ、税込み4100円。6種類のサイズを用意し、ネット通販などで販売。すでに約300枚の注文を受けており、「思った以上の反響に驚いている」そうです。
ツイッターでも、「カッコ良すぎてやばい」「うれしくて涙が出てきた」といった反響が見られます。
コアチョコの仁義なき戦いTシャツ、カッコ良すぎてやばいな?!?!?!
— はせ おやさい (@hase0831) 2015, 3月 19
なんですって?「県警対組織暴力」のコアチョコTシャツ?ほほうこれは気になる。
で、「太陽を盗んだ男」はもう過去に出てたりするのかしら。
— sarusaru.@次は… (@sarusaru72) 2015, 3月 19
コアチョコさんのトラック野郎Tシャツが届いた。「DIRECTED BY NORIBUMI SUZUKI」の文字を見たら、嬉しくてマジで涙が出てきた… https://t.co/wzr4kZHKSZ
— discsystem (@discsystem) 2015, 3月 20
ハードコアチョコレートの担当者は、「制作スタッフは文太さんの映画で楽しませてもらった世代。昭和の映画人が相次いで亡くなる中で、『かっこいい』といった理由から若い人に手にとってもらい、往年の名作を知ってもらうことで、映画界に恩返しできれば」と話しています。