ネタのタネ
世界初!釉薬を使わずに作った曜変天目(ようへんてんもく)の作品展が岡山県で初開催
by ノース・ウォーター株式会社
- 提供:PR TIMES
~岡山・きび美ミュージアム史上初(1)の試み『山根彰正作品展』6/16まで~
釉薬を使用しない独自の曜変天目(ようへんてんもく)技法で知られる備前焼作家、山根彰正の作品
釉薬を使用しない独自の曜変天目(ようへんてんもく)技法で知られる備前焼作家、山根彰正の広報事務局(ノース・ウォーター株式会社)は、世界初(2)となる釉薬を一切使わない曜変天目の作品約40点ほどが一堂に会する『山根彰正展』~”備前天目”の世界~を岡山県にある、きび美ミュージアムで日本で初めて(3)一般公開する作品展を開催していることを発表いたします。
この作品展では、備前焼の未探索の可能性に光を当て、日本の伝統工芸の新たな境界を示します。(HP:https://bit.ly/455bOHy )
(1):きび美ミュージアム史上初めて特定の作家の作品を集めた企画展の開催になります。(2024年3月自社調べ)
(2):釉薬を一切使わない曜変天目は世界で初めての製法になります。(2024年3月自社調べ)
(3):釉薬を一切使わない曜変天目の作品展は日本で初開催になります。(2024年3月自社調べ)
作品展詳細をみる
◆世界初の独自技術!釉薬を使用しない独自の曜変天目(ようへんてんもく)技法について曜変天目は、天目茶碗のうち、最上級とされるものをいいます。漆黒のなかに星を思わせる斑紋が瑠璃色の光彩をまといながら浮かぶ独特の文様をしており、徳川家康をはじめ、多くの歴史人物や陶芸家を魅了してきました。日本国内では3つの曜変天目茶碗が国宝に指定されています。
山根彰正の作品山根彰正の作品
通常、陶芸の世界では、「釉薬(ゆうやく)」といい、陶磁器の表面に光沢をだし、液体のしみ込みを防ぐのに用いるガラス質の薬品を使います。
備前焼作家、山根彰正は、過去の国宝級の作品を超える作品を作るという思いのもと、陶磁器の光沢を出すのに必要な薬品をいっさい使用せずに、土・焼き方・火の温度管理を工夫することで、光沢を再現する独自の製法を開発いたしました。
作品一覧:https://youhentenmoku.com/?page_id=146
釉薬あり、なしの比較について詳細:https://youhentenmoku.com/?page_id=157
◆『山根彰正展』~”備前天目”の世界~ について山根彰正の釉薬を使用しないことで土本来の色や質感を最大限に活かした曜変天目茶碗が展示されます。
特に注目すべきは、これまでの備前焼にはない独自の色彩と質感を表現するこれらの作品は、見る者に新たな美の境地を提供します。
この技法によって、一点一点異なる作品が生み出され、その一瞬の美しさを見ることができます。
山根彰正の作品山根彰正の作品山根彰正の作品
「備前まだ見ぬ世界へようこそ-山根彰正作品展-」について
◆きび美ミュージアム館長 白井洋輔 氏コメント弥生時代、そして古墳時代を代表する岡山の大型の焼物が林立するこの会場において、備前焼作家 山根彰正氏が永年探究し続けてきた綺羅星のように輝く<備前天目>茶碗の美の世界を、ここに本邦初公開の運びとなりました。
備前焼は本来、備前の粘土を用い、備前の窯で1200Cで焼成する、釉薬は一切使わない焼物です。釉薬を用いずして、このように多彩な天目茶碗が産み出されるのは、本当にミステリアスではないでしょうか。
きっと皆様方の美意識を揺さぶることでしょう。ゆっくりとご覧ください。
◆きび美ミュージアムについてきび美ミュージアム外観岡山県倉敷市の美観地区「くらしき宵待ちGARDEN」内に2021年4月29日に開館した文化施設です。
「吉備と出会う 吉備に恋をする」をコンセプトに、郷土ゆかりの文化財を展示し、先人たちの技や知恵、美意識、世界観を伝えています。
◆山根彰正 プロフィールと陶歴(HP:https://youhentenmoku.com/ )岡山県出身。金重陶陽の直弟子である西川政美氏に師事。
1990年に備前に築窯。
その後、曜変天目茶碗に興味を持ち、常に土と対話し、火と対話し、陶器を作るだけの考え方だけでなく、科学的観点の知識と融合させ探求し続けています。
そして今も、備前の土と窯を用いて自在に発色させる技を追求し続けている。
作品は、釉薬を使用しないことで、土本来の色や質感を最大限に活かした作品として高く評価されています。
初代人間国宝 金重陶陽先生の直弟子である西川政美先生に師事し、平成二年に伊部池の上に築窯。
平成三年 東京 ホテルニューオータニにて披露パーティー。
’97 ビエンナーレ焼き締め展 入選。
’03 サントリー株式会社 ウイスキー<響>備前焼容器製作。
’15 上海・華東師範大学の特別教授に認定。
◆今後の展望今後も全国の美術館で作品展の開催や重要文化財として後世に伝えられることを目指しています。
作品展の開催に関する問合せ先はこちらから
メール:s-yamagishi@north-water.co.jp
担当:山岸
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