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“おなかゴロゴロ”に向き合って45年 「アカディ」に歴史あり

PR by 雪印メグミルク株式会社

目次

牛乳が苦手な理由の第1位である牛乳を飲んだあとに襲ってくるおなかの不快感「おなかゴロゴロ」という課題。(※一般社団法人Jミルク:食生活動向調査2020「5-2. 牛乳を飲むべきではないと思う理由について」)雪印メグミルクは、おなかゴロゴロしたくないけど、牛乳を飲みたいというニーズに向き合い、1978年に「アカディ」を発売しました。それから45年、おなかゴロゴロに悩む方に寄り添っています。そんな「アカディ おなかにやさしく」の知られざる歴史と美味しさの秘密を、市乳事業部 商品企画グループの伊藤大輔さんに聞きました。

牛乳で「おなかゴロゴロ」の原因は?

通勤電車や朝礼中、愛犬の散歩中など、時と場所を選ばずに突然襲いかかってくる「おなかゴロゴロ」問題。通勤中や運動中など、トイレに行けない時にかぎってやってきます。
出典:「アカディ」キャンペーンサイト「『おなかゴロゴロ』あるある」
伊藤さん:たくさんの方が経験されていると思いますが、実は牛乳を飲むことと、運動時や外出時などでおなかゴロゴロになってしまう原因はわかっていません。ただ、体調や体質によって個人差はありますが、早い人は飲用から30分後、遅い人だと2時間程度経つとゴロゴロが始まることがあるようです。

牛乳は朝に飲まれることが多いため、その後の出勤中や外出先でゴロゴロを実感しているのではないかと伊藤さん。では、おなかゴロゴロはなぜ起こるのでしょうか?

伊藤さん:牛乳に含まれる乳糖を分解するラクターゼ(乳糖分解酵素)が少なかったり、働きが弱く体内できちんと分解できないとおなかゴロゴロを引き起こします。
 
朝日新聞社作成
朝日新聞社作成
乳糖不耐 
乳糖は、小腸で作られるラクターゼ(乳糖分解酵素)によって、ブドウ糖とガラクトースに分解され、小腸で吸収されます。この乳糖を分解するラクターゼが少ない人は、乳糖をうまく分解・吸収できないため、大腸の乳糖濃度が高くなります。乳糖が大腸内に水分を引き寄せることで下痢を引き起こしてしまいます。さらに、乳糖が大腸に移動すると、腸内細菌によって発酵されてガスが発生し、腹部膨満や腹痛なども起こります。
おなかゴロゴロを避けるには、ラクターゼが大きなカギだということがわかりました。しかし、残念ながら人間の体は、成長とともに体内で生成しにくくなるという特徴もあるといいます。

伊藤さん:人は生まれたばかりの頃は母乳が主食です。そのため、赤ちゃんは体内で多くのラクターゼを生産しますが、成長するにつれて生産されなくなってしまうんです。これは哺乳類の特徴のひとつで、動物は成長すると母乳を飲まなくなり、乳糖の分解酵素が必要なくなるからです。まれに、ヨーロッパの一部では、大人になってもラクターゼを体内で生産し続けられる人もいます。しかし、日本を含むアジア人は、成人になるとラクターゼが体内で産生できにくくなることが分かっています。実際に、当社が2008年にインターネット調査を行ったところ、当時の日本人の20~60代の4人に1人は、牛乳を飲むとおなかゴロゴロすると回答されました。

ただし、食習慣に気を付けていれば、おなかゴロゴロになることも少なくなるそう。

伊藤さん:温めて飲んだり、料理に加えるなどの工夫をすることでおなかゴロゴロになることも少なくなります。ただし個人差があるので、ゴロゴロしてしまう人はゼロではありません。無理のない範囲で工夫して摂取していただくといいと思います。

牛乳でおなかゴロゴロしてしまう方のための乳飲料 「アカディ」誕生から45年

昔から、大事な栄養補給源でもあり、全国的に好んで飲まれてきた牛乳。しかし、牛乳を飲むとおなかゴロゴロしてしまう……。

そんな悩みに答えるために誕生したのが「アカディ」です。その歴史は長く、発売から45年を迎える今もなお愛され続けています。その理由は、おなかゴロゴロしない、特別な製造方法にありました。

伊藤さん:「アカディ」は製造の際に、乳糖を約80%分解しています。そのため、おなかゴロゴロしにくいのです。「アカディ」が誕生したのは、1970年代半ば。当社の研究所で脱脂粉乳の利用拡大の一環として、新しい乳飲料の開発に取り組んだのがきっかけでした。

すでにこの頃から、おなかゴロゴロしないミルクが作れる可能性があることは分かっていました。しかし、商品化には課題も多く、なかなか実現できなかったそう。

伊藤さん:安心して牛乳を飲みたいと願う人々がいることは分かっていたので、工場内に専用のミニプラントを作り、商品化にむけて検討を重ねていき、1978年に日本初の牛乳でおなかゴロゴロしてしまう方のための乳飲料として「アカディ・ローファット」を発売しました。
市乳事業部 商品企画グループ 伊藤大輔さん
市乳事業部 商品企画グループ 伊藤大輔さん
この頃の「アカディ」には、通常の牛乳よりも強い甘みがあったといいます。

伊藤さん:乳糖は分解されると、ブドウ糖ができるため甘くなってしまい、牛乳とはやや離れた風味になってしまいます。そのため、発売当初の「アカディ」は通常の牛乳よりも強い甘さがありました。そこで、「牛乳の代わりとして日常的に飲んでいただくには、乳糖を分解しても牛乳と同じような味であることが必要」だという課題解決に乗り出し、2009年に大きくリニューアルしました。「牛乳の代わりに日常的に飲める」ことを目的に、使用する乳原料の種類、乳成分のバランス、乳糖の分解度などを変えて、実に50回以上の試作を繰り返しました。その結果、乳成分のバランスが整った、牛乳に近い風味のミルクを完成させたのです。
「アカディ」のヒミツ
「アカディ」のヒミツ
今年の秋には、使用する原料を見直し、さらに牛乳らしい美味しさを目指してリニューアルしました。

伊藤さん:牛乳に近いコクがあり、まろやかで後味もスッキリしています。きっと、今までの「アカディ」を飲んだことがある方もない方も、その美味しさに驚くと思います。

「アカディ」をおいしく楽しむ

「アカディ」の良さは、おなかゴロゴロしない、牛乳に近い風味だけではありません。栄養素にも優れたミルクです。

伊藤さん:「アカディ」は牛乳と等量のカルシウムを含んでいるので、カルシウムの摂取が気になる方にもおすすめです。また、温めても栄養素の変化はありません。

伊藤さんのオススメは、ちょっと贅沢にコーヒー牛乳味にして飲む方法です。

伊藤さん:当社では、「牛乳とまぜるだけ雪印コーヒーのもと」という商品も発売しています。希釈タイプのリキッドコーヒーで、ミルクとまぜるだけで自分好みの「雪印コーヒー」が作れます。もちろん牛乳でもおいしいのですが、「アカディ」とまぜていただくと、より一層風味が「雪印コーヒー」に近づきます。
おなかがゴロゴロしない、美味しいミルクの「アカディ」には、大きな目標があります。

伊藤さん:「アカディ」は1978年の発売以来、長く愛されてきました。一方で、日本人の成人の約1/4の方は、牛乳を飲んだあとにおなかゴロゴロすることが分かっています。ゴロゴロ解消のニーズがあるのに対して、解決方法が充分に広まっていないのが実情です。

今後は、「おなかゴロゴロする人向けのミルクといえば、緑のアカディ」という認識が一般的になることが夢だと伊藤さん。「誰もが、おなかゴロゴロを気にせずに飲めるミルクとして、国産牛乳・乳製品の消費拡大にも微力ながら貢献したいと思います」と笑顔で意気込みを語りました。
 
写真はイメージです。
写真はイメージです。

「アカディ」ブランドサイト

アカディブランドサイト
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