2018年の上映映画期待度ランキングのトップになっている『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、2014年のイギリスのスパイ映画『キングスマン』の続編です。ド派手でキレッキレのアクションとスタイリッシュな映像にはファンも多く、続編への期待が高まっているのでしょう。アクションやSF映画は、特に大きなスクリーンで体感してほしいですね。『君の名前で僕を呼んで』は、ボーイズ・ラブを描いた作品、『シェイプ・オブ・ウォーター』は、各国の賞でも注目されているファンタジーです。どちらも、観ておきたい「おしゃれ映画」として、映画ファンの心をくすぐっているのだと思います。
ランキング9位の『噓を愛する女』は、オリジナル脚本が少ない昨今の邦画で、監督が温め続けたエピソードを作品にした期待の一編。中江和仁監督にとっての長編映画監督デビュー作としても注目です。ランキングには入っていませんが、吉田大八監督の『羊の木』もとても楽しみにしています。どちらの作品も「信じる」「疑う」ということがテーマに描かれているのも、興味深いところです。
映画は、観終わった後に一緒に観た人や同じ作品を知っている人と作品の世界観を共有することも楽しみの一つですよね。フィルマークスでは、映画ファンが集うイベントや映画祭のようなものも企画しています。近年流行している新たなスタイルのキャンプ「グランピング」と映画の組み合わせや車の中から映画を楽しめるような場や機会も作りたいですね。2018年も皆様の心に残る、すてきな作品とめぐり会えることを願っています。(談)
アクション映画もおしゃれ映画も観終わった後誰かと語り合うのも楽しみなんだニャ。