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キウイブラザーズCM、今回は踊りません 食の改善をできることから
楽しく無理せず、健康的な生活を送ってほしい――。果物のキウイのキャラクター「キウイブラザーズ」たちの楽しいダンスや曲でそんなメッセージを伝えてきたゼスプリのCM。しかし今回は、「キウイブラザーズは踊りません」といいます。新たなCMに込めた思いとは?
これまで、楽しく踊りながら「ヘルシーは楽しみながら」と訴えてきたキウイブラザーズ。
しかし、8月4日の「栄養の日」から流れている新CMは、主人公に仕事やプライベートに忙しい「猫ちゃん」を据えました。
食事を抜いたり、栄養バランスを考えずにメニューを選んだり。キウイブラザーズたちはあの手この手で栄養バランスの大切さを訴えますが、ついに猫ちゃんは……。
ゼスプリによると、「真剣な表情で栄養バランスのいい食事を訴えるキウイブラザーズ。それだけ本気の訴えです」とのこと。
「和食などで健康そうなイメージのある日本ですが、厚生労働省の調査によると、成人の3人に1人が『栄養不良(低栄養やビタミン・ミネラルの過不足・肥満など)』の状態。このCMをきっかけに、1日だけでも、1週間だけでも、1カ月だけでも栄養バランスに目を向けてほしい」と考えたといいます。
一方で、ゼスプリが全国1万人を対象に実施した「ゼスプリ栄養・食生活1万人意識調査」によると、8割の人が「栄養バランスのとれた食事をとるには金銭的な負担が大きい」と回答。
物価高や円安の影響で、バランスのいい食事をとりたくても、なかなか難しい現状が浮かび上がっています。
CMでは、ようやく食生活を見直そうと考えた猫ちゃんが、まずは朝ごはんをしっかり食べるところから始めていきます。
ゼスプリの担当者は「仕事や勉強、家事や育児などさまざまな理由で忙しく、バランスのいい食事をとれない人はたくさんいると思います。パーフェクトな栄養バランスの100点満点の食事提案ではなく、今の実態に気づいてほしいという思いを込めています」としています。
7月29日に都内で開かれた「ゼスプリ栄養改善プロジェクト&新CM発表会」では、お笑いコンビ・クワバタオハラのくわばたりえさん、Aマッソの加納さん、ピン芸人のヒコロヒーさん、モデルでタレントのゆうちゃみさんが登壇。それぞれの食生活で改善できるポイントを語り合いました。
朝ごはんはコーヒー1杯というヒコロヒーさんは、管理栄養士に「アーモンドミルクや豆乳を採り入れる」ことを勧められ、「まずは豆乳で割る、できることから始めたい」と話していました。
YouTubeチャンネル「Aマッソ加納のキウイチャンネル」で、キウイを愛する〝ガチなオタク〟として発信している加納さんは、「カットフルーツはコンビニで手軽に買えるので、『出勤キウイ』をおすすめします。帰り道がてらに『退勤キウイ』でも」と話していました。
ゼスプリの担当者は、「私たちのカラダは、私たちが選ぶ毎日の食べ物からできています。食べることは自分をつくること。新CMが食について考えるきっかけになることを願っています」としています。
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