連載
#71 コミチ漫画コラボ
家事に追われる母が、起きてこなくなった…漫画で描く「長いお休み」
マンガのSNSを運営する「コミチ」とのコラボ企画として、「#わたしの長いお休み」をテーマにマンガを募集しました。
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#71 コミチ漫画コラボ
マンガのSNSを運営する「コミチ」とのコラボ企画として、「#わたしの長いお休み」をテーマにマンガを募集しました。
いなくなって初めて気づく、お母さんのありがたさ。読んですぐに「今年の母の日の贈り物は何にしよう」と母の顔が浮かびました。
コロナ下で痛感することでもありますが、「当たり前」ってどれだけ尊いことなんだろう……と思います。
そうじや片づけといった家事がとても苦手なわたしは、思い切って月1回の家事代行を頼んでから、すごく快適に暮らせるようになりました。名前のない家事も含め、家族の日常を支えるさまざまなことも立派な仕事だと思います。
しかし会社員の仕事と違って「決まったお休み」があるわけではない……。ゴールデンウィークや夏休みのような長期休暇は、家族の中で家事労働を担当する人が働き続ける日々になりがちです。話し合って、「家事のお休みの日」を定期的につくるのもいいのかもしれません。(選評:水野梓)
外での仕事と家庭での仕事を両立させようと奮闘した作者が、「謎の動悸」に襲われるように――。お休みの間も「このくらいでツライなんて甘えてる」と自分を責めます。そして……。
元来、働き方とか生き方は人それぞれであっていいはず。でもいつの間にか「みんなができてるんだから」と基準が自分以外のところにすり替わってしまう経験、ありませんか。私はしょっちゅうです。だから、作者の方の気持ちがよくわかります。
作品の最後に「自分なりの正解」を見つけられた作者はきっと、これから大きく息を吸っていけるのだと思います。(選評:金澤ひかり)
「どうせ時間が解決してくれるのを待つしかないなら、できるだけ楽しく待とうじゃない」。過去の恋愛でつらい経験をした主人公に、友達が語りかけるシーンが印象的でした。
作者の実体験がベースになっていることもあって、メッセージにも力強さがあります。私はいま、何かに傷ついているわけではないけど、もしそういった場面に直面したときには、この作品をまた読み返そうと思いました。(選評:丹治翔)
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