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ネットの話題

影まで計算…? 4歳児のレゴ作品が「天才か」「幻想的」と話題に

ドイツで暮らす日本人親子に公式も感激

強いライトの光でレゴブロックに浮かび上がった影
強いライトの光でレゴブロックに浮かび上がった影 出典: 富田珠里さん(@shuritomita)のツイッター

目次

「影を含めて設計したのか」。まるでお城のような影絵を浮かび上がらせた、4歳の男の子が作ったレゴブロック作品が、ツイッターで話題です。投稿した親に話を聞きました。

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「いいね」が29万件以上

話題になったのは、Shuri Tomita / 富田 珠里さん(@shuritomita)のツイートです。
4歳長男力作LEGO 。
Shuri Tomita / 富田 珠里さん(@shuritomita)のツイート

文章に添えられた1枚の画像には、色とりどりのレゴブロックが横一列に並んでいます。

さらに、文章はこう続きます。

おうちを作ったそうですが、
影を含めて設計したのか、なんとも美しい。
Shuri Tomita / 富田 珠里さん(@shuritomita)のツイート

レゴブロックの後ろにのびた影。そこには、絵本に出てくるおとぎ話のような、町並みが浮かび上がっていました。

このツイートには「天才か」「絵本に出てくるような幻想的な世界観」「masterpiece(傑作)!」「その影を撮影した親のセンスの良さ!」と国内外から、反応が称賛が寄せられ、29万件以上の「いいね」がつきました。

「奇跡の1枚」の舞台裏

投稿した富田さんにDMで話を聞きました。

4歳の長男は、レゴで遊ぶのが好きでした。

ある晩、夕食を食べ終わった後に、30分ほど、黙々とレゴを作っていた長男。

「できた~! みて~!」と呼ばれ、行ってみると、そこには、横長の作品が積み上がっていました。

長男は「おうちを作った。ここが玄関でキッチンも。ここが階段の練習(?)する所」と、作品のすみずみを解説してくれました。

その後、「寝る時間だね」と部屋を暗くして、クリップライトをつけました。

すると、強い光に照らされて、「おうち」の後ろに「お城」のような影が浮かび上がりました。

「あ!? すごいきれい!」

長男と富田さんが同時に気づいて、歓声を上げたそうです。

「影を意識したのは、あれが初めてかもしれません」と富田さんは話します。

後で、再度撮影した「おうち」。少しリメイクされている
後で、再度撮影した「おうち」。少しリメイクされている
出典: 富田珠里さん提供

ドイツの町並み

富田さんはピアニストで、現在、ドイツのデュッセルドルフに暮らしながら、ヴァイオリニストの夫とともに、2歳と4歳の男の子を育てています。

デュッセルドルフは今、夜8時半でも、まだ外が明るい季節です。
長男が制作中に、影まで見ていたのかもしれませんが、作意は謎のままです。


富田さんは、その後のツイートでも「まだ4歳なので、影の原理をよく知らないことを考えると、これは、ライトの角度など、偶然が重なってできた奇跡の1枚なのかなと思います」と補足しつつ、「すべての偶然に感謝致します」とつづりました。


長男が作った「おうち」とその影は、どこかヨーロッパの町並みにも見えます。生活で見た風景が、発想の源になったのでしょうか。

富田さんは「デュッセルドルフは都会の方なので、なかなかあのような風景はないかもしれません。ただ、教会はいたるところにあるので、教会の屋根などはイメージがあるかもしれません。長男はよく物を見ている子で、一度行った場所は覚えていたり、大人が忘れている細かいこともよく覚えていたりします」と話しました。

石畳や教会が並ぶ町並み
石畳や教会が並ぶ町並み 出典: 富田珠里さん提供

あえて反響伝えなかった理由

反響を呼んだ作品は、レゴジャパン公式のアカウントでも引用され、「レゴ社員一同感激しております」と反応しています。

作った本人は、この状況をどう思っているのでしょうか?

「息子には『たくさんの方に見て頂いたよ』とだけ伝えました。いつも日本にいる祖父母に画像やビデオなどを送っているので、同じようなイメージでいるかもしれません」と富田さん。


作品への大きな反響をあえて長男に伝えなかったことに、富田さんはこんな思いを込めていました。

「今後もレゴで楽しく遊んでもらいたいので、気負わず、プレッシャーを感じず、自然体で楽しんでもらえたらと思っています」

長男が生後8カ月ぐらいのとき。なめて遊んでいるのもレゴという筋金入り
長男が生後8カ月ぐらいのとき。なめて遊んでいるのもレゴという筋金入り 出典: 富田珠里さん提供

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