連載
#12 どうぶつ同好会
水族館の「すいぞくパン」! カメ、ペンギン、チンアナゴ…全7種類
京都水族館で販売されている「すいぞくパン」がツイッター上で注目を集めています。
甲羅がメロンパンのカメ、チョコチップで模様をつけたチンアナゴ――。京都水族館で販売されている「すいぞくパン」がツイッター上で注目を集めています。2012年の開館時から売っていて、2年前にリニューアルしたという商品について取材しました。
京都水族館内で販売している「すいぞくパン」。時期によって販売されるパンの種類は異なりますが、全7種類で価格はいずれも税込み340円です。
【オオサンショウウオ(チョコレート)】
オオサンショウウオをモチーフにしたチョコレート味のパン。
【カメ(抹茶メロンパン)】
緑の甲羅は抹茶味のクッキー生地を使用。
【カメ(メロンパン)】
発酵させることで自然に生地が割れることを利用して甲羅を表現。
【イルカ(スコーン・プレーン)】
北海道クリームと発酵バターをたっぷりと使って、イルカがジャンプしている姿に。
【アザラシ(リンゴクリーム)】
甘さ控えめな生地と青森県産ふじ種のリンゴクリームを使用。黒ゴマがゴマフアザラシの模様に。
【チンアナゴ&ニシキアナゴ(チョコチップ/プレーン)】
2匹で1セット。チンアナゴにはチョコチップ、ニシキアナゴには切れ目を入れることで、それぞれの特徴を表現。
【ペンギン(ココア生地チョコ入り)】
プレーン生地、ココア生地、クッキー生地の3種を使い分けてペンギンに。ココア生地にはフランス産バトンショコラを使用。
先月下旬、すいぞくパンがツイッターで紹介されると「食べるのがもったいない」「考えた人天才ですね」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
しかし、話題になっている画像と京都水族館のホームページを見比べてみると、ラインナップがいくつか異なっています。
「2017年3月に開業5周年を記念してリニューアルしました。話題になっているのは過去のメニューです」と水族館の広報担当者。
2012年のオープン時、近隣のパン屋から提案を受けて商品化したというすいぞくパン。現在は「フルニ京都」(京都市南区)が製造を手がけ、毎朝工場から直送しているそうです。
館内の「かいじゅうカフェ」で販売していますが、人気があるため土日などは昼頃に完売してしまうことも多いといいます。
話題になったことについては、「『かわいい!』『食べたい!』とたくさんのお声をいただき、スタッフ一同大変嬉しく思っております」とした上で、こう話します。
「いきものをかたどった見た目も可愛らしいパンを通じて、さらにいきものを身近に感じていただければと思います。見た目だけでなく、味や食材にもこだわっているので、館内で休憩しながら味わって食べていただければ」
◇ ◇ ◇
「かいじゅうカフェ」は水族館に入館しないと利用できません。また、ツイッターで話題になったすいぞくパンはリニューアル前のもののため、「実際に来館される際はHPを確認していただければと思います」とのことでした。
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