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何も伝えてないキャッチコピー! 「いい感じの力のやつ」が話題に
ウコンの力の新キャッチコピー「いい感じの力のやつ」がネット上で話題になっています。
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ウコンの力の新キャッチコピー「いい感じの力のやつ」がネット上で話題になっています。
お酒を飲む人に人気の「ウコンの力」。そんな商品の新キャッチコピーがネット上で話題になっています。「何か言っているようで何も言っていない」異色のフレーズが誕生した経緯について聞きました。
2004年に発売され、累計13億本を販売しているウコンの力。
これまでは「スパイス研究のハウスから」「ビサクロン400μgはハウスだけ」といったキャッチコピーを使ってきました。
それが今月になって突然「いい感じの力のやつ」に変更。
JR品川駅の中央改札内に、このキャッチフレーズの巨大モニュメントを期間限定で設置中です。
今月26日に、このモニュメントを撮影した画像がツイッター投稿されると、「超戦略的」「頭痛が痛くなるキャッチコピー」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万、いいねは4万を超えています。
「『ウコンの力』ブランドとお客様との距離をもっと近づけたいという想いから今回のキャッチコピー刷新に取り組みました」
そう話すのは、ハウスウェルネスフーズのマーケティング部の担当者です。
商品の良さが伝わることを絶対条件にキャッチコピーを考えましたが、薬機法の観点から言えないことも多く、商品の難しいスペックを伝えても客との距離はなかなか縮まらないのではないかと悩んだそうです。
そこで思いついたのが、ウコンの力の「力」にフィーチャーした「いい感じの力のやつ」「力こそパワー ~POWER IS POWER~」という2つのフレーズでした。
「ちなみに『力こそパワー』は、昔の『新ビックリマンのブラックゼウス様』の口癖でしたが、ターゲット的にもドンピシャでしたし、法的な問題などをクリアにした上で使用させていただきました」
何か言っているようで何も言っていない。そんな印象もあるこれらのキャッチコピー。
チームで議論する中で「何も言っていないようで何かを言っているのでは」という結論に至ったそうです。
「お客様にも商品理解の入り口として『いったい何が言いたいのか』と、興味をもってもらえたらと考えました」
そんなキャッチコピーを最も目立たせる方法として考えたのが、品川駅にモニュメントを設置することでした。
「かなりインパクトのあるコピーだと思っていたので、それを最大限活かすべく『大きな立体文字作って、たくさん人が通るところに置いてしまおう』という話になりました」
狙い通り話題になったことについては、こう話します。
「だいぶ思い切った企画なので、どういう反応が起きるか不安もありました。SNS上のほとんどが好意的なものなので嬉しく思っています。これを機に、もっと身近で気のおけない『相棒』のような存在として、皆さんの生活をちょっと楽しくするブランドを目指します」
新キャッチコピーを記念して、品川駅中央会札内で本日30日17時から、「いい感じの力のやつ」と書かれた特別パッケージに入った「ウコンの力 ウコンエキスドリンク」を先着2000人に無料配布するそうです。
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