• ニコンようかんとは
• ニコンミュージアムで販売継続
• 多くの反響に対して

　カメラメーカーとして知られるニコン。その名を冠した逸品「ニコンようかん」の通販が、9月30日で終了することがわかりました。店舗での取り扱いも縮小し、ニコンミュージアム（東京都港区）だけで販売を継続するそうです。そもそも、なぜニコンがようかんだったのか？　経緯を取材しました。

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ニコンのミラーレスカメラ「Z6」 出典： ニコンイメージングジャパン提供

ニコンようかんとは

　ニコンイメージングジャパンの広報担当者によると、ニコンようかんが発売されたのは1973年。

　ニコンFシリーズの名機「F3」が発売されたのが1980年なので、かなり歴史のある商品です。

　栃木県大田原市にある菓子会社から提案を受けたのがきっかけで製造を委託。当初は従業員向けに売っていました。

　評判を受けて2000年2月から、一般向けに通販を開始。現在は本煉、小倉、塩、胡麻、柚子など10種類以上の味があります。

　オンラインショップ「ニコンダイレクト」では、3本セットや一口サイズのバラエティセットなどが売られています。

ニコンようかん　Eセット（本煉・小倉・栗） 出典： ニコンイメージングジャパン提供

「ニコンNEW一口ようかん（バラエティセット）」の中身 出典： ニコンイメージングジャパン提供

ニコンミュージアムで販売継続

　そんなニコンようかんの取り扱いを9月30日で終了するのが、以下のショップです。

　・ニコンダイレクト
　・ニコンダイレクト楽天市場店
　・ニコンプラザ（ショールーム・サービスセンター）
　・ニコンダイレクトストア（アウトレット直営店）

　ネット上では「ニコンようかん販売終了」といった情報も流れていますが、本当なのでしょうか？

　「ニコンミュージアムでオリジナルパッケージ版の販売を継続するので、終売ではありません」（広報担当者）

　販路を絞った理由については「ここ数年の販売状況を考慮した結果です」と説明します。

ニコンミュージアムで販売されている「ニコンようかん」。5個入りが700円、10個入り1200円（いずれも税込み） 出典： ニコンイメージングジャパン提供

ニコンミュージアム 出典： ニコンイメージングジャパン提供

多くの反響に対して

　ネット上では「今度買おうと思ってたのに」「主力商品から撤退ってどういうこと？」といった声が上がっています。

　多くの反響が寄せられていることについては、こう話します。

　「惜しむ声もたくさんいただいており真摯に受け止めています。ご不便をおかけしますが、機会がありましたらニコンミュージアムでご購入ください」

「Nikonようかん」通販終了へ　1973年発売の逸品

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