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これ「令和」発表時の手話かぶりだ! ことでん記念ICカードが話題に
新元号記念ICカードの販売が発表され、ネット上で注目を集めています。
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新元号記念ICカードの販売が発表され、ネット上で注目を集めています。
今月1日に発表された新元号「令和」。首相官邸で開かれた記者会見のテレビ中継で、官房長官が掲げた額縁と手話通訳士のワイプ画面が重なって話題になりました。あの場面をモチーフにした記念ICカードの販売が発表され、ネット上で注目を集めています。企画した鉄道会社に聞きました。
新元号発表の会見で、菅義偉官房長官が「新元号は『れいわ』であります」と額縁を掲げた際、NHKの放送では手話通訳士のワイプ画面とかぶって隠れてしまいました。
「ワイプが邪魔」といった声の一方で、「国民の一大事にインパクトを残せる位置に手話通訳がいる。これはすごい進歩」といったコメントも寄せられ、ツイッター上で話題になりました。
そんな場面をモチーフにしたICカードを発売するのは、「ことでん」として知られる高松琴平電気鉄道(香川県高松市)です。
「新元号記念IruCa」の価格は2000円(1500円分チャージ済み)。5月3日から瓦町駅2階コンコースで800枚を売り出します。
注目を集めているのは、そのデザインです。
ことでんのキャラクター「ことちゃん」が「令和」と書かれた書を掲げているのですが、ちょうどその部分に妻の「ことみちゃん」が手話通訳をしているワイプ画面が重なっています。
ことみちゃんの横には、なぜか丸くなった娘の「ことのちゃん」もいます。
「テレビ中継で手話通訳士の方の隣に日の丸が写っていたので、同じく赤い色のことのちゃんを登場させて、家族全員をデザインしました」
そう話すのはことでん運輸サービス部の担当者です。
新元号を祝う明るいイメージのカードデザインにしたい。そして、記憶に残る1枚になってほしい。
そう考える中で思い浮かんだのが、新元号の文字とワイプ画面がかぶったあの出来事でした。
「賛否の声があるかもしれないと思いましたが、これもまた記憶に残るひとつの記念だと決断しました」
発売をツイッターで告知したところ、「攻めてるデザイン」「さすがことでん」といったコメントが寄せられています。
話題になったことについては、こう話します。
「素直にうれしいです。今回のことで興味を持っていただき、乗りに来ていただけることを楽しみにしています」
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