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ハトの警備員? 改装中の鳩サブレー老舗が話題 お辞儀の絵が可愛い
鳩サブレーで知られる豊島屋本店が、ネット上で注目を集めています。
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鳩サブレーで知られる豊島屋本店が、ネット上で注目を集めています。
「鳩サブレー」で知られる豊島屋(神奈川県鎌倉市)。そんな老舗の工事中の本店が、ネット上で注目を集めています。工事の囲いのあちこちに鳩の可愛いイラストがあしらわれているのです。社長のアイデアで始まったという取り組みについて、担当者に話を聞きました。
明治27年(1894年)に鎌倉で創業した豊島屋。代表商品「鳩サブレー」は、神奈川を代表する名菓として知られています。
その本店は、2月上旬から4月中旬にかけて外装工事をしながら営業を続けており、店の周りには工事用の足場や囲いが組まれています。
話題になっているのは、その建物上部の囲いに取り付けられたイラストです。
大きく「営業中」と書かれた文字の隣には、工事現場の警備員のような衣装を着た白い鳩が描かれており、黄色いヘルメットをかぶってお辞儀をしています。
近づいて見ると、建物上部の1カ所だけでなく、店舗入り口付近などあちこちに同じイラストがあり、「工事中につきご迷惑をおかけいたします」という文章も添えられています。
先日、このイラストがツイッター上で紹介されると、「最高です」「細部へのこだわり」といったコメントが寄せられ、注目を集めています。
鳩を描いた理由について豊島屋の担当者に尋ねると、「きっかけは社長のアイデアなんです」との答えが返ってきました。
工事中でご迷惑をかけて申し訳ないという思いを、代表商品のモチーフである鳩で表現したそうです。
社内で「鳩人(はとじん)」と呼ばれているというこのキャラクター。
ホームページでは、指揮棒を振っていたり、ピアノを弾いていたり、畑を耕していたりと、いろんな姿を見ることができます。
また、鎌倉の本店限定で、鳩人のグッズや鳩サブレーをモチーフにした鏡や消しゴムなども販売しています。
「本店のみで販売しているのは、ぜひお越しいただいて鎌倉を満喫していただきたいからです」と担当者。
鳩人の警備員姿が話題になったことについては、こう話します。
「うれしい限りです。これから桜の時期なので、ぜひ鎌倉にお越しいただき、直接ご覧になっていただければと思います」
【27日追記】足場の撤去作業が始まったため、正面の大きなイラストなどは外されたそうです。
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