話題
あの頃、めっちゃ好きだったやつだ! サンリオグッズをミニチュア化
サンリオのキャラクターとコラボした食玩が、ネット上で注目を集めています。
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サンリオのキャラクターとコラボした食玩が、ネット上で注目を集めています。
タキシードサム、ハンギョドン、けろけろけろっぴなど、サンリオのキャラクターとコラボした食玩が、ネット上で注目を集めています。水筒や弁当箱、学習机、リュックなど実在したグッズをミニチュア化したもので、30代の女性を中心に「懐かしい」「集めざるを得ない」と話題になっています。自らもサンリオグッズでそろえていたという発売元の担当者に話を聞きました。
話題になっている商品は、「あのころハローキティと」と「恋するサンリオメモリーズ」です。
昨年4月に発売した「あのころハローキティと」は税抜き500円で、キティの折りたたみテーブルや、けろけろけろっぴの水筒、リトルツインスターズ(キキとララ)のリュックなどのフィギュアが入っています。
今年4月に発売された「恋するサンリオメモリーズ」は税抜き550円で、タキシードサムの目覚まし時計や、マロンクリームの筆箱などのフィギュアが入っています。
これらの商品がツイッター上で紹介されると、「水筒もお弁当箱もリュックも使ってた」「小さいころ欲しくてたまらんかった」といったコメントが寄せられています。
いったいどんな経緯で企画されたのか? 発売元であるリーメント(東京都)の企画開発部・小川知香さんに話を聞きました。
――商品の売れ行きは
「あのころハローキティと」は昨年4月に発売し、30代の女性を中心に3カ月で約10万6千個を販売をしました。その後、終売扱いとなっていましたが、今年4月に「恋するサンリオメモリーズ」を発売したところ好評だったため、再販が決定。現時点で2つの商品を合わせて約30万個の販売を記録しています。
――この商品を企画した狙いは
弊社のメインターゲットでもある20~40代の女性が、子どものころ必ず通ってきたのがサンリオキャラクターだと思いました。当時私は学校の道具、友達への誕生日プレゼント、お出掛けのカバンなど、全てサンリオでそろえていました。
企画会議で昔のサンリオの話題が出ると異様に盛り上がり、好きだったキャラクターで世代がわかるほどだったので、それが企画のきっかけになりました。
――モチーフになっているリュックやテーブルなど、そのままミニチュア化したのでしょうか
基本的には実際に発売していた商品を参考に作らせていただきましたが、一部そうでないものもあります。ただ、ターゲット世代ドンピシャのデザイナーさんにそれらしくデザインしてもらったので、全体的に「これ持っていたかも!」「懐かしい!」と思えるデザインになっていると思います。
――商品化するにあたって苦労した点は
苦労したのは資料集めです。80~90年代に発売されていた商品を参考にさせていただいたので、資料がなかなか見つからず……。
株式会社サンリオ様に昔の資料やキャラクターのアートを探して送っていただいたり、弊社社員に昔持っていたサンリオグッズを探して持ってきてもらったり、ネットオークションやメルカリで商品画像を探したりもしました。
――商品の「ここに注目」という点は
「あのころハローキティと」「恋するサンリオメモリーズ」ともに、いちご新聞のミニチュアが入っているのですが、これは本物のいちご新聞のデータをサンリオ様に送っていただき、そのままミニチュア化しました。かなり小さいですが、中身もしっかり作り込まれているので、ぜひ見ていただきたいポイントです!
――多くの反響が寄せられていることについては
あまりにも多くの反響があったので驚きもありましたが、サンリオキャラクターがいかにみんなに愛されているのかを、改めて実感することができました。みんなの懐かしい記憶の中に、サンリオキャラクターたちがしっかりいるんだなと思います。この商品を見て、小中学生のあの頃を思い出していただけたのであれば本望です。
◇ ◇ ◇
ちなみに小川さんの推しキャラは「マロンクリーム」とのこと。「恋するサンリオメモリーズ」のフィギュアの中に、ちゃんとラインナップされているようです。
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