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#12 ネットの話題フカボリ
究極の間違い探し! 「バーミヤン」が誤字ツイート、でも…救われた
「× バーミヤン ○ バーミヤン」。いったいどこが違うのか――。
「× バーミヤン ○ バーミヤン」。いったいどこが違うのか――。先週、中華ファミレス「バーミヤン」のツイッター投稿が注目を集めました。×の方を「バーミアン」と打つはずが、正しいつづりでツイートしてしまい、どちらも同じになってしまったのです。間違ったにもかかわらず、励ましの声が相次いで寄せられた投稿について、「中の人」に話を聞きました。
「街の中華屋さん」がコンセプトのバーミヤン。日本で定番の中華料理をリーズナブルに提供するファミレスです。
名前の由来はシルクロードにある古都・バーミヤン。西洋と東洋の文化を結びつける中継点として栄えた都市にちなんで、「中華料理を通じて人と人を結びつける場所でありたい」との願いを込めたそうです。
そんなレストランのツイッターアカウントが18日、こんな投稿をしました。
はやりのハッシュタグを通じて、よく間違えられる「バーミアン」と、正しい「バーミヤン」を投稿したつもりが、どちらも正しい「バーミヤン」になってしまったのです。
#一般人の方が時々誤解しておられること
— バーミヤン 【公式】 (@bamiyan_CP) 2018年7月18日
× バーミヤン
○ バーミヤン
何卒よろしくお願いします🍑
この投稿に対して、「必死になにが違うか探してました」「テキストをコピペしてメモで拡大して確認しちゃいました」といったコメントや、「もう…お茶目さんなんだから」「どんまいです」などの励ましの声も寄せられ、リツイートは4万、いいねは6万を超えています。
なぜ間違えてしまったのか? バーミヤンのツイッターの「中の人」に話を聞きました。
――今回の投稿の経緯を教えてください
バーミ「ア」ンと誤解されることが多いので、トレンド入りしている人気のハッシュタグ「#一般人の方が時々誤解しておられること」で、そのことを伝えたいと思いました。
――8分後には訂正する投稿をしていますが
フォロワーさんからのリプライで間違いに気付きました。
――気づいたときの心境は
投稿前にチームでダブルチェックはしているのですが、今回はチェック完了後に「行を入れ替えた方がわかりやすいのでは……」と打ち直しました。「間違えたー! あの時だー!」と心の中で叫びました。
――間違えたにもかかわらず、温かいコメントが多く寄せられました
とてもありがたいことです。失敗として笑ってくれたり、「どんまい」と励ましてくれたり、こんなに暑いと仕方ないとフォローしてくれたり……涙が出ました。
正直申し上げて、こんなに多くの方にリアクションいただけることに驚きました。間違い方も、私自身では面白さがあまりわからず、ただ、たくさんいただくリプライに出来るだけ返信しようと思いました。
――リツイートが4万、いいねは6万まで伸びていますが
アカウントを作って1年ほどですが、リツイートキャンペーン以外の通常投稿では、圧倒的に多い数字です。これまで、リツイートは最大2万ほどでした。
――話題になったことについては
自分の間違いが原因で話題になったことはお恥ずかしい限りですが、多くの方と会話ができて、途中から楽しさもありました。次はもう少し「面白いこと」や「なるほど!」と思えるかっこ良い投稿で話題になりたいです。
ただ、「今回の間違いでバーミアンじゃなくバーミヤンが正しいって覚えたよ」とコメントくださる方もたくさんいたので、正しいお店の名前を多くの方に知ってもらえたことは、素直に喜ばしいことです。
なぜバーミヤンのロゴマークは「桃」なのか? この点についても尋ねたところ、こんな回答が返ってきました。
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