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定年祝いに父号泣、歴代愛車のミニカーを渡されて…贈った息子に聞く
父親の定年退職を祝うために集まった家族。息子がプレゼントとして持ってきたのは、歴代愛車のミニカーでした。
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父親の定年退職を祝うために集まった家族。息子がプレゼントとして持ってきたのは、歴代愛車のミニカーでした。
父親の定年退職を祝うために集まった家族。息子がプレゼントとして持ってきたのは、歴代愛車のミニカーでした。すでに絶版となっている商品を探し、自分で改造したり塗装したりして完成させた6台。父親は涙を流しながら、笑顔で眺めていたそうです。プレゼントした男性に話を聞きました。
4月中旬にツイッター投稿された画像。そこに写っているのは6台のミニカーです。
それぞれ車名も書かれており、古い順に「SKYLINE」「LARGO」「ALTO」「PAJERO」「OPTI」「GINO」とあります。
この投稿には、こんな文言が添えられていました。
「家族みんなで父親の定年退職お祝いをしてきました。弟がプレゼントで持ってきた『我が家の歴代愛車トミカ』が凄かった! 記憶を頼りに、近しいトミカを改造して自分で作ったそうです 父、無事号泣」
この投稿に対して、「これは涙出る。すごく良い」「世界で一番素敵なプレゼント」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万8千、いいねは4万3千を超えています。
投稿したのは、イラストレーターでデザイナーのkazoo(@kazoo_don)さんです。
当日のことについて、こう振り返ります。
「家族全員が共有している思い出がたくさんあり、それぞれの車について話が膨らみました。まるで、いなくなったはずの家族が戻ってきたような、不思議な絆のようなものを、歴代の愛車たちに感じました」
定年祝いを開催したのは4月中旬。ミニカーはすべてkazooさんの弟さんが一人で調達したそうです。
いずれも手元にあったわけではありません。絶版で販売していないものを含めて、いちから探して手に入れたそうです。
「基本的には既製品の改造です。元々の塗装をはがし、成形した後に塗装をしています。トミカ以外にも、お菓子のおまけなども使用しています。該当車種がない場合は、記憶を頼りに形の近い車種を選んで、一部ヘッドライトなどの部品は自作しました」と弟さん。
2台目と3台目の間には、ベンチに座っている男女も置かれています。こちらは両親をイメージして設置したそうです。
「最も思い入れのある車は?」という質問に対して、弟さんは「左から二番目の日産LARGOです」と答えてくれました。
「サンルーフ付きの車で、幼い頃にそこから兄弟で顔を出して遊んでました。後部座席ではテーブルを広げることができ、家族みんなでピクニック気分でご飯を食べたことを覚えています。予約していた宿に泊まれず、車内泊をしたこともありました」
受け取った父親は、とても驚いた表情を見せた後、涙を流しながら笑顔でミニカーを眺め、とても嬉しそうだったそうです。
「私もただただ嬉しかったです」と話す弟さん。話題になったことについては「自分が好きなことをやったことに対して、これほどにも反響があったことに驚いています」と話していました。
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