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マジックリンは魔術靈! 台湾での販売名が「中二病っぽい」と話題に
花王のクリーナー「マジックリン」の台湾での販売名がツイッター上で注目を集めています。
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花王のクリーナー「マジックリン」の台湾での販売名がツイッター上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
花王のクリーナー「マジックリン」。台所やお風呂、トイレなど用途別にラインナップされたロングセラーです。そんな商品の台湾での販売名がツイッター上で注目を集めています。その名は「魔術靈」です。「中二病っぽい」といった声もあがっていますが、どのような理由でこのネーミングになったのか? 花王に取材しました。
今月11日、台湾で販売されているマジックリンの画像が、ツイッター投稿されました。
カラフルなボトルの真ん中に「魔術靈 Magiclean」とラベルが貼られています。
この投稿に対して、「めちゃくちゃカッコいい」「しかし直訳」「中二病っぽい」といったコメントが寄せられ、リツイート・いいねともに8000を超えています。
中二病とは、中学2年生ごろの思春期に見られる背伸びした言動を、自虐的に表現したものです。「厨二病」と書くこともあり、厨房で使うマジックリンもあることから「厨房のやりそうなこと」といったコメントも上がっています。
いったい、どんな経緯で魔術靈と名付けることになったのか? 花王の広報担当者に話を聞きました。
――ツイッターで話題の画像は、マジックリンの海外版で間違いないでしょうか
間違いありません。台湾のマジックリンシリーズです。このパッケージデザインは台湾のみで販売しています。
マジックリンシリーズは日本や台湾の他に、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどで販売しています。「魔術靈」は台湾でのブランド名、「萬潔靈」は香港でのブランド名です。
名前に関しては、それぞれの地域で親しんでもらえるよう、ローカル対応をしています。
――「魔術靈」の名前の由来について教えてください
マジックリンは日本で1971年にキッチン用クリーナーとして生まれました。ブランドのコンセプトは「魔法のように汚れを落とす」「Magically Clean, Clean like Magic」です。
台湾では、そのコンセプトそのままに漢字表現にしています。靈には「効き目がある」という意味があるため、「魔法のように効き目がある」となります。
――話題になっていることについては
皆様のコメント、楽しく拝見しました。ありがとうございます。これからも暮らしのお役に立てるよう商品開発に努めますので、末永くおつきあいいただけますと幸いです。決してマジックでトラップにかけるようなことはいたしませんので、ご安心ください。
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