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『たまねぎキャッチャー』まもなく20万回! 淡路島、話題の企画続々
「たまねぎキャッチャー」って知ってますか?
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「たまねぎキャッチャー」って知ってますか?
【ネットの話題、ファクトチェック】
クレーンゲームと思いきや、中に入っているのは大量のタマネギ。見事つかめたらタマネギ1.5kgをプレゼント――。そんなマシンがツイッター上で注目を集めています。2年前にスタートし、まもなく挑戦回数20万回を超えるという人気企画です。
「地元・淡路島の名産品をもっと知ってもらいたい」と、ソフトクリームの代わりにタマネギ1玉を乗せた商品や、淡路島の絶景スポットでタマネギを切りながら涙を流す姿の美しさを競うコンテストなど、続々と企画を立ち上げている仕掛け人に話を聞きました。
先月末、「淡路島には玉ねぎをとるUFOキャッチャーがある」という文言とともに、たまねぎキャッチャーの画像がツイッター投稿されました。
マシンの中には大量のタマネギが入っていて、こんな貼り紙がしてあります。
「お近くのスタッフに『たまねぎ取ったよ!』って教えてね。たまねぎ1個を潮風たまねぎ1.5kgと交換するよ」
この投稿に対して、「無理だよこれ」「1個で1.5kgになるなら全然やるぞ」といったコメントが寄せられ、リツイート・いいねともに2万を超えています。
マシンが設置されているのは、淡路島にある「うずの丘大鳴門橋記念館」(兵庫県南あわじ市)です。
「料金は1回につき100円で、500円だと6回できます。成功すれば、時期によって量は異なりますが、タマネギ1.2~1.5キロがもらえます」
そう話すのは、記念館を運営する「うずのくに南あわじ」の広報担当・宮地勇次さんです。
たまねぎキャッチャーを設置したのは2015年5月。これまでの累計挑戦回数は約19万2千回。そのうち約2万2千回がタマネギを取れたといいます。確率にしておよそ11%が成功していることになります。
「これで儲けようとは思っていませんので、アームも強くして滑り止めも取り付けてあります。話題になって、淡路島がもっと有名になることが狙いです」と宮地さん。
うずのくに南あわじでは、「おっタマげ!淡路島」と題して次々とおもしろ企画を実施。たまねぎキャッチャーを「第1玉」として、現在「第6玉」まであります。
淡路島の絶景スポットでタマネギを切りながら涙を流す姿の美しさを競う「タマ泣き美人コンテスト」(第5玉)では、書類選考を通過して最終ノミネートされた人たちをプロの映像クリエイターが撮影。WEB上の投票と、ブロマイド付きグッズの販売個数を集計して優勝者を決めます。
「おっ玉葱」(第4玉)では、高さ2.8m・直径2.5m・重さ約250kgの巨大オブジェを設置して撮影スポットに。
「おっタマげ!ソフト(ハード?)」(第3玉)では、コーンの上に生たまねぎをのせた「アイス風・生たまねぎ」を販売。生で食べても辛くない、淡路島のたまねぎをPRしています。
宮地さんは「たまねぎキャッチャーなどを通じて、PRは大成功しています。これからもいろんな企画で淡路島を盛り上げていきたい」と話します。