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い草で織った「インベーダー」、再び脚光浴びる ツイッターが契機に
1978年に登場し、一世を風靡したタイトーの業務用ゲーム「スペースインベーダー」。それを「藺草(いぐさ)」で再現したマットがツイッター上で注目を集めています。
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1978年に登場し、一世を風靡したタイトーの業務用ゲーム「スペースインベーダー」。それを「藺草(いぐさ)」で再現したマットがツイッター上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
1978年に登場し、一世を風靡したタイトーの業務用ゲーム「スペースインベーダー」。その画面を「藺草(いぐさ)」で再現したマットが、ツイッター上で注目を集めています。3年前に発売された商品ですが先日、ゲームに特化した家具を紹介しているツイッターアカウントがつぶやいたところ、再び脚光を浴びています。経緯について話を聞きました。
「SPACE INVADERS MAT(スペースインベーダーマット)」を製造・販売しているのは、藺草製品を扱う添島勲商店(福岡県大川市)です。
サイズは150cm×95cmで重さ約1.2kg。国産の藺草を国内で加工し、タイトーの公式ライセンス商品として認定されています。色はブラック、ナチュラル、レッドの3色で、価格は税込み1万2960円です。
ファッションブランド「FUGAHUM(フガハム)」とのコラボレーションで開発されたもので、「世界にまだ知られていない、日本が誇るべきすぐれた地方産品」を発掘して海外に伝えていくプロジェクト「The Wonder 500」の一つにも選ばれました。
添島勲商店のインテリア担当・添島彰さんは「2014年の発売当初も結構話題になって、まとめサイトとかもできたんですよ」と話します。
発売から約3年が経ち、再び注目を集めるきっかけになったのは、大川市に隣接する佐賀市諸富町の家具販売会社「ニッカ」のスタッフのつぶやきでした。
おはようゴザいます!地元でゴザを専門に扱っている知り合いの方からゲームに関連する商品を広めて欲しいと依頼がありましたのでご紹介させて頂きます!
— ゲーミング家具@ばん (@gaming_kagu) 2017年1月26日
その名も『ゲーミング・ゴザ』ゲームの展示場などでも出展されましたが地元大川のメーカーによる国産です。ライセンスも取得済みの公認アイテム! pic.twitter.com/ODUNJQGjK4
ニッカのスタッフである「ばん」さんは、「ゲーミング家具@ばん」というツイッターアカウントで、ゲームに特化した家具を紹介しています。
互いに面識があったばんさんと添島さん。話の中でスペースインベーダーマットの話題になり、ばんさんが管理するアカウントでつぶやいたところ、「これは欲しくなる一品」「どこに売っているのでしょうか」と話題に。26日に投稿されたこのつぶやきのリツイートは1万を超えています。
反響の大きさに添島さんは「ここまでの数になるとは思いませんでした。切り口を変えるとこんなに話題になるものなのかと勉強になりました」。
ばんさんは「ニッカでも取り扱いを始めたのですが、『他のゲームキャラは販売していないのか』といった問い合わせもいただいています。いずれは添島勲商店さんと一緒にオリジナル商品を企画できたらと考えています」と話します。
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