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ネタのタネ

引退競走馬の余生の支援活動を行う認定NPO法人引退馬協会が『馬の命を守れ!~引退馬協会活動記録~』を発刊

by 認定NPO法人引退馬協会

  • 提供:PR TIMES

引退した競走馬が生きていける場所をつくるために。その思いで歩んできた20年が一冊の本に!

認定NPO法人引退馬協会では、1997年の活動開始から現在に至るまで、会員の皆様をはじめ多くの方々にご支援をいただきながら続けてきた活動の記録を克明に記した本を発刊しました。


表紙はナイスネイチャ
〔本書の概要〕
大震災の被災馬も、ハルウララも、
私たちは生き場所探しのお手伝いをしてきました。
引退馬協会のフォスターホース第1号のグラールストーン、有馬記念3年連続3着のナイスネイチャ、エリザベス女王杯の勝ち馬エリモシック、京都芝1200mのレコードホルダーだった快速牝馬エイシンバーリン、初出走から113回負け続けたハルウララ・・・

1997年の活動開始から、有名無名に関わりなく、たくさんの馬たちの里親や支援してくださる人を集め、引取先を見つける活動を続け、重ねてきた年月。
本書では、行き場をなくした馬たちを支えるために代表理事・沼田恭子やスタッフが汗を流した20年間を丹念に振り返ります。

特に、東日本大震災で被災した馬たちを救いに何度も千葉と南相馬市を往復した経緯は、今後同じようなことが起きないよう伝えていきたい知識の資産という意味でも、できる限り詳細に書き記したいと考えました。

試行錯誤を繰り返しながら東奔西走する日々の中で、共通する思いを抱く方々と出会い、快くご協力をいただいて活動の輪が広がっていったことへの感謝の念も込めた一冊となっています。
たくさんの方に手に取っていただき、引退馬たちの余生を支援する活動をより多くの方に知っていただければうれしく思います。


〔各章紹介〕
序章 あの馬との出会いによって
1章  何も出来なくてもいい。存在してくれるだけでいい。
2章  運命の出会い ─ グラールストーン
3章  競走馬たちが生きる、過酷な世界
4章  ファンの人たちが馬を持てるサポートシステム確立
5章  グラール、最後は会の飛躍を見届けて
6章  東日本大震災の発生
7章  被災地からのSOS
8章  目の当たりにした被災地の現実
9章  未踏の20キロ圏内、そこで見たもの
10章 馬たちの旅立ち
11章 ハルウララは生きていた
12章 馬によって、新しい人生を開いた人たち
13章 馬のいる風景で人と人をつなぎたい


発行 認定NPO法人引退馬協会
編集 倉橋燿子
   集英社インターナショナル
仕様 単行本 253ページ

〔購入方法〕
引退馬協会の啓発事業として自費出版した本のため、書店での取り扱いはありません。
1冊につき1,800円をご負担いただいておりますので、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
購入をご希望の場合は、当協会へ直接お申込みいただくか、JRA競馬場や関連施設内のショップ、または馬グッズ専門店「ホースファクトリー」にてお買い求めください。
協会へのお申込みはHPから→https://rha.or.jp/n/2016/11/post-51.html

〔お問い合わせ〕
認定NPO法人引退馬協会
電話 0478-59-0008(月曜を除く10時~17時)
メール otoiawase@rha.or.jp


【引退馬協会について】
認定NPO法人引退馬協会は、1997年12月に「イグレット軽種馬フォスターペアレントの会」としてスタートした、引退競走馬の余生を支援するNPO法人です。
乗馬クラブ経営者である代表理事・沼田恭子が、「役に立たない馬だからと処分していいのか。馬は私たち人間にとって、ただそこにいてくれるだけで癒しをくれる、パートナーともいえる存在なのではないか」と思い至ったことが設立のきっかけでした。

馬の世話にはそれなりの場所が必要。エサ代にも費用がかかります。一頭の馬ですら一人で支えるのは大変です。
それなら一人ではなく大勢の人たちで支えれば・・・。引退競走馬の里親を募り、支える「フォスターペアレント制度」は、そんな発想から始まりました。


<フォスターペアレント制度に支えられるフォスターホースたち>
引退馬協会では2017年2月現在、里親制度や寄付によるご支援で12頭の引退競走馬を繋養しています。


1991年から有馬記念3年連続3着で人気を集めたナイスネイチャ

1993年クリスタルCの優勝馬セントミサイル

1992年神戸新聞杯優勝馬キョウエイボーガン

1997年シルクロードS優勝などの快速牝馬エイシンバーリン

1993年クイーンCなどの優勝馬マザートウショウ

1998年北九州記念優勝馬トウショウオリオン


20年前のわが国では、引退した競走馬の行く末を気にする人はほとんどなく、情報もありませんでした。「引退馬」という言葉さえなじみがなかったのです。
毎年6~7千頭ほど生まれる競走馬。実戦デビューできるのは全体の7割前後で、さらに新馬戦・未勝利戦を勝ち上がれるのはそのうちの3割に届くかどうか。競走馬になることさえできず、なることができても活躍できないまま消えていく馬たちは1年で数千頭にのぼります。それだけの数の馬の行き場を、正確に把握することは現在でもできていません。
たとえ重賞レースを勝ち、競馬ファンの記憶に残るような名馬であっても、引退した後にのんびりと余生を過ごせるとは限らないのが実情です。

もちろん、私たちもすべての馬を助けることはできません。犬や猫などのペットとは違い、馬は経済動物。役目を終えたあとも保護するという概念自体がなく、社会の仕組みとしては不要な馬を処分することで馬産事業のサイクルが回っていたのも確かです。

それでも私たちは、生きられる可能性がある馬ならば、1頭でも多く守り、支えていきたいと考えています。

引退馬協会の活動に賛同し、馬のために何かできることをしようとお考えになってくれる方々も急速に増えてきました。引退した馬がどうなるかを知り、行方不明になってしまうのはかわいそうだとの声も、かつてに比べたらずっと明確になっていると言えるでしょう。

時代は少しずつ変わっています。
私たちはその良い流れを信じ、皆様が馬を助けたいと思う気持ちや行動力をお手伝いしていきたいと思います。

【馬を通じて、人の笑顔をつくり出したい】
引退した競走馬たちが安心して暮らせる場所を提供する。
それが本来の活動趣旨ですが、実際には、馬とふれあうことで人のほうが元気をもらっているような気がします。
悲しいとき、苦しいとき、馬はそっと寄り添い、静かに耳を傾けてくれるのです。
さまざまなストレスにさらされるいまの時代こそ、馬が当たり前にいる風景を広げていきたい。
馬を通じて、人の笑顔をつくり出していきたい。

それが、私たち認定NPO法人引退馬協会の目指すところです。


公式ホームページ https://rha.or.jp/

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