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ネタのタネ

位置情報ビッグデータで初詣の混雑を分析

by 株式会社インテージホールディングス

  • 提供:PR TIMES

-モバイル空間統計を用いて2016年お正月の明治神宮・浅草寺を振り返り-


株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃、以下:インテージ)は、株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:大竹口 勝)が提供する「モバイル空間統計」のデータを用い、2016年の元日から3日における明治神宮・浅草寺、両エリアの滞在者の傾向を分析しましたので、その結果をご紹介します。
※各エリアの位置情報データから滞在者の傾向を推計しています(すべてが参拝客とは限りません)
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今年も残すところわずかとなりました。1年の無事や幸せを祈願する初詣、2017年のお正月はどこに参拝に行くかもう決めましたか。混雑が予想される初詣ですが、人が集まる時間帯や交通アクセスルートが分かっていれば、混雑を避けることができるかもしれません。

インテージでは、2016年元日から3日までの3日間のデータを分析し、東京都の代表的な初詣スポットである「明治神宮」と「浅草寺」の2つの周辺エリアについて、滞在者の傾向を探る自主企画分析を行いました。

両エリアの人出については、午前中よりも正午過ぎからの方が多く、日別にみると、元日よりも2日、2日よりも3日の方が多いことが分かりました。年代別にみると、「明治神宮」は若年層、「浅草寺」は50代以上の来訪者が比較的多いこと、居住地別にみると、「明治神宮」は東京都下(東京23区以外)や神奈川県から、「浅草寺」は埼玉県・千葉県からの来訪者が比較的多い傾向にあることが分かりました。

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[分析結果の詳細]
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混雑を避けるなら元日の午前、特に 10時前がオススメ。人出は元日以降増加傾向

「明治神宮」・「浅草寺」両エリアの来訪者数について、時間帯別の推移を分析しました。3日間全てにおいて、8時以降に来訪者数が増え始め、14時にピークを迎えました。いずれの日にちも、午前中よりも正午過ぎからの方が混雑することが分かりました。また、日別にみる各時間帯の来訪者数は、元日よりも2日、2日よりも3日の方が多くなっています。この傾向は明治神宮と浅草寺それぞれのデータで見ても同じであり、混雑を回避して参拝するなら、元日の10時前が比較的よいことがうかがえます。

[図1] 「明治神宮」「浅草寺」エリア、時系列の人出チャート(両エリアの合計データ)

(1) 集計期間:2016年1月1日~1月3日
(2) 集計対象者:「明治神宮」「浅草寺」周辺エリア滞在者
(3) 集計方法:下記エリア図赤枠内に各時間帯に滞在していた人口を推計
(4) 調査エリア:下記参照

     「明治神宮」周辺エリア(1km四方)         「浅草寺」周辺エリア(500m×1km)

「明治神宮」は若年層、「浅草寺」は50代以上の来訪者が比較的多い傾向
「明治神宮」・「浅草寺」両エリアへの来訪者について、年代の違いを分析しました。
年代別では30~40代の構成比はほぼ同じですが、「明治神宮」の方は20代までの若年層の比率が10ポイント] 高く、一方で、「浅草寺」は50代以上の比率が高い傾向にあります。60代の比率は、「浅草寺」が「明治神宮」よりも5ポイント高く、特にシニア層に支持されている様子がうかがえます。

[図2] 年代構成比帯グラフ「明治神宮」「浅草寺」比較チャート
  (来訪者数のピークとなっていた1月3日の14時~17時台平均での比較)


「明治神宮」は神奈川、「浅草寺」は埼玉・千葉からの来訪者が比較的多い傾向 
「明治神宮」・「浅草寺」両エリアへの来訪者について、居住地の違いを分析しました。
東京23区からの来訪者はほぼ同じ構成比ですが、「明治神宮」では東京都下(東京23区以外)や神奈川県から、「浅草寺」では埼玉県・千葉県からの来訪者が比較的多い傾向にあることが分かります。毎年多くの人出で賑わう初詣。居住地からのアクセスのしやすさが来訪の決め手のひとつとなっているようです。

[図3] 県構成比帯グラフ「明治神宮」「浅草寺」比較チャート
  (来訪者数のピークとなっていた1月3日の14時~17時台平均での比較))

2017年の初詣、以上のデータをご参考に、混雑を避けて参拝されるのもよいかもしれません。インテージでは、今後もさまざまなデータを駆使し、情報を発信してまいります。

*本レポートに使用した調査データについて
「モバイル空間統計」 https://www.intage.co.jp/service/mobile_spatial_statistics
ドコモの携帯電話ネットワークのしくみを利用して作成される、人口統計情報を提供するサービスです。
ドコモの携帯電話ネットワークは、基地局エリア毎に所在する携帯電話を、周期的に把握しています。この仕組みを利用して携帯電話の台数を集計し、ドコモの普及率を加味することで人口を推計することができます。本サービスにより、地域毎の人口分布や、性別・年齢層別・居住地エリア別の人口構成などを知ることができます。

※ 「モバイル空間統計」は株式会社 NTT ドコモの登録商標です。

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モバイル位置情報活用セミナーを開催します
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2017年 1月30日(月)に、「モバイル位置情報活用セミナー ~観光ビッグデータ活用の最前線」 と題して、インテージ主催セミナーを開催します。ご関心のある方は、下記のURL から詳細をご覧くださいませ。

https://www.intage.co.jp/service/mobile_spatial_statistics

【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values ~ お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

【株式会社ドコモ・インサイトマーケティング】 https://www.dcm-im.com/
株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:大竹口 勝)は、主にリサーチ事業、コミュニケーションサービス事業およびエリアマーケティング事業を展開し、生活者に密着したモバイルの特性を最大限活用したリサーチやプロモーションを提供しています。dポイントクラブ会員約5,900 万人の顧客基盤と、インテージの情報活用ノウハウの融合により、圧倒的な規模と品質を備えたサービスを、生活者と企業に提供します。

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報道機関からのお問い合わせ先
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株式会社インテージ 広報担当
担当:石渡(いしわた)/小林(こばやし)
TEL:03-5294-6000
「お問い合わせフォーム」https://www.intage.co.jp/contact/

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調査データに関するお問い合わせ先
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株式会社インテージ ビジネスプラットフォーム本部
担当:小泉(こいずみ)
TEL:03-5295-1562

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