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セブンティーンアイス、なぜ17なのか? 江崎グリコに理由を聞いた
江崎グリコを取材しました
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自動販売機でのみ販売している「セブンティーンアイス」。誕生から40年以上になる人気ブランドですが、なぜ名前が17なのでしょうか? 命名の由来や商品の特徴について、江崎グリコを取材しました。
1983年に京都などでテスト販売が始まったセブンティーンアイス。
当初は自販機ではなく、当時主流だった専用ショーケースによる販売でした。
他の商品との差別化を図れず、思うように売り上げが伸びない中、2年後に自販機での販売に切り替えます。
「キャラメルのグリコの自動販売機から着想を得ています。これまでアイスを売っていなかった場所での販売が可能であり、商品特徴を商品パネルでお伝えできるなどの理由がありました」
そう話すのは、江崎グリコ乳業事業部マーケティング部の井上朋美さんです。
名前の由来について尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「当時アイスが子どもっぽいイメージだった中で、17歳でも食べたくなるような、17種のバラエティ豊かなワンハンドアイスをコンセプトとして誕生しました」
女性をメインターゲットに、外でも手軽に食べられるワンハンドタイプで17種類のアイスを販売。
集中的に設置したのが、当時の若者に人気だったボウリング場でした。
その後、郊外型ブックセンターやスイミングスクール、アミューズメント施設などに拡大。
最近では学校への設置も増えており、生徒の発案で実現する例もあるといいます。
当初はスティック形態のみでしたが、コーンタイプやチューブ容器タイプ、モナカタイプなども登場。
アイスの形態だけでなく、スティックの素材や形状も進化しているそうです。
「お客様のお口の中に入る大切なもののため、先端部は丸くし、受け皿から先端までの長さもお子様にも負担のないよう計算をしています」
持ち手の長さについても食べやすさを計算し、十字型にして滑りにくいように工夫を凝らしているそうです。
ちなみに、発売当初からスティック先端部分に開いている3つの穴は、アイスのズレ落ち防止のため。
3つの穴が開いていることで、アイスとアイスの接着面が増えて落ちにくくなっているそうです。
最後に、おすすめの食べ方について聞きました。
「青空の下で召し上がっていただくのが一番だと思いますが、スーパー銭湯で温かいお風呂に入った後の美味しさはとても染みます。食後のお口直しのデザートとして、みんなでジャンケンしながら食べて盛り上がるのもいいですね」
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