MENU CLOSE

話題

お正月も戦う武士たちへ ほら貝ペットボトルケースでやる気アップ?

女性が法螺貝(ほらがい)を吹いているように見える写真。実はこれペットボトルケースなんです。

フェリシモが発売した「吹いてる!? 飲んでる! ほら貝ペットボトルケース」
フェリシモが発売した「吹いてる!? 飲んでる! ほら貝ペットボトルケース」 出典: フェリシモ提供

目次

 女性が法螺貝(ほらがい)を吹いているように見える写真。実はこれペットボトルケースなんです。クリエイターたちが出したアイデアの中から、最も票を集めて商品化されたという逸品について取材しました。

【PR】手話ってすごい!小学生のころの原体験から大学生で手話通訳士に合格
腰にぶら下げてもカッコイイ?
腰にぶら下げてもカッコイイ? 出典: フェリシモ提供

ツイッターで話題に


 先月25日、おもしろ雑貨を手がけるフェリシモ「YOU+MORE!(ユーモア)」のツイッターアカウントが、こんなつぶやきを投稿しました。

 「あの人、ほら貝吹いてる……」ように見えるペットボトルケース。

 カラビナでゆらり腰に下げれば、いつでも戦の準備は万端。

 飲むだけで士気も上がりそうなリアルなデザインと存在感で、現代社会を生き抜く武士(もののふ)たちにうってつけです。

 添付されている写真を見ると、女性が法螺貝を吹いているように見えますが、手にしているのは法螺貝の形をしたペットボトルケースです。

 この投稿に対して、「これが本当のホラ吹き?」「ついついポチッてしまった」といったコメントが寄せられ、リツイート・いいねともに1万7千を超えています。


税抜き3400円


 この商品は、フェリシモが12月20日に発売した「吹いてる!? 飲んでる! ほら貝ペットボトルケース」(税抜き3400円)。

 サイズは縦14cm、横32cm、高さ14cm。500mlのペットボトルが収納できるサイズですが、特殊な形状のものは収まらない場合があるそうです。

 中綿やステッチで貝の凹凸感を表現してあり、内側は冷たい物をいれても安心なアルミ蒸着仕様に。通販ページには、こんな紹介文が添えられています。

 負けられない試合での水分補給に、

 受験勉強の士気を上げたい時、

 重要な会議で、口を湿らせたい時。

 絶対に負けられない戦が、ここにある―――。

 大切な日に、あなたの背中を強く後押ししてくれるほら貝ペットボトルケース。

 ご自身やご友人への贈り物にいかがでしょうか。
大きさはこんな感じです
大きさはこんな感じです 出典: フェリシモ提供

誕生の経緯は


 「この商品は『妄想商品化道場』から生まれたものなんです」と話すのは、フェリシモの商品企画担当・楢崎友里さんです。

 妄想商品化道場とはフェリシモが毎月実施している企画のことで、月ごとにお題を決めてクリエイターたちが妄想商品を発表。閲覧した人たちからの投票が最も多かったものを商品化しています。

 昨年6月の「ウソだろ!? これがペットボトルケース!?」というお題で優勝したのが法螺貝でした。

こちらが原案。飲んでいるのは制作したせこなおさん
こちらが原案。飲んでいるのは制作したせこなおさん 出典: フェリシモ提供

原案の制作者に聞きました


 原案を制作したのは、せこなおさん。キャラクター商品のぬいぐるみ原型を多数手がける、ぬいぐるみデザイナー・パタンナーです。

 「ペットボトルケースということで、『実際に飲む動作に関連したものにしよう』と考えていたら、法螺貝を思いつきました」

 思いついた後、ネットで法螺貝を吹いている画像を検索すると、どれを見てもペットボトルケースにしか見えなくなったそうです。

 意外性のあるアイデアだったものの、サンプルを制作してみるとしっくりきたという、せこなおさん。

 「サンプルではぬいぐるみ用の素材を使いましたが、商品は洗いやすいものになっています。また、ペットボトルを出し入れしやすくするために型を何度も作って調整しました。法螺貝を表現するためのステッチまで再現されていて、ビックリしました」

原案を制作したせこなおさん
原案を制作したせこなおさん 出典: フェリシモ提供

コストもかかっていますが……


 結構なコストをかけて作ったペットボトルケースですが、いったいどんな人がターゲットで、どれくらい売れるのか、といった想定はあったのか? フェリシモの楢崎さんはこう言います。

 「投票で優勝が決まれば商品化するのが妄想商品化道場。ですので、そのあたりの算段はそれほど厳密では……」

 そうは言いながらも、ツイッターで紹介すると「和装コスプレに合いそう」「今すぐポチりたい」といった好意的な反応が寄せられています。

 「遊び心がある人がいてうれしいです」と楢崎さん。原案を制作したせこなおさんも、こう話します。

 「欲しい人がいるのかな、そもそも若い人は法螺貝を知っているのかな、と思っていたので、想像以上の反響に驚いています。ぜひ青空の下で堂々と、このケースを使って飲んでいただきたいです」

関連記事

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます