沖縄の牛乳、なぜ946ml? 味わいの理由は…殺菌方法の違い
牧草をめいいっぱいほおばる牛。沖縄・名護の「INAHO FARM」 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
沖縄・石垣島の「まぁじゅんのジャージー牧場」。海が目の前に広がるきれいな牧場です 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
本土ではあまり見かけない小ぶりなパックの牛乳 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
85℃15秒で殺菌された牛乳。15秒のものは熱せられた管を通る「連続式」。85℃15分は容器の中でじっくり熱する「保持式」です 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
沖縄の乳業メーカーの牛乳パック。半分のサイズのパックも946mlの半分の473mlでした。沖縄以外ではあまり見ない4分の1サイズの237mlもありました 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
沖縄・南城の「The Cheese Shop」。イギリス出身のジョンさんは地元の牧場のガレージを借りて工房を立ち上げました。沖縄産にこだわった今までにないチーズを作っています 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
早朝、搾乳のために牛舎に向かう牛たち。沖縄・名護の「INAHO FARM」 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
石垣島の「まぁじゅんのジャージー牧場」。子牛を可愛がる牧場主の田中英信さん 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
沖縄・名護の「INAHO FARM」の放牧地。一年中、広大な土地を自由気ままに歩いています。北海道では冬は牛舎で過ごします 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
「INAHO FARM」(沖縄・名護)の子牛。子牛は鹿〝バンビ〟のようにかわいくて、著者はすぐに抱きついてしまいます 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
「まぁじゅんのジャージー牧場」の牛舎や放牧地は清潔に保たれています。秘訣は「発酵」。餌を発酵させたり、糞尿を丁寧に発酵させて堆肥化したりしているため、牧場内では全く嫌な匂いがしません 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
石垣島ミルククラウンの乳製品はどれもコクある生乳の味を感じます。愛情たっぷりのおいしい牛乳は著者が運営するミルクスタンドで1月に販売予定です 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
「INAHO FARM」(沖縄・名護)はやんばるの大自然に囲まれた広大な敷地を持つ牧場。濃厚で美味しい生乳が搾られています 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
搾乳中の牛。ジャージーは大人になるにつれて毛の色が変化することが多い。ここまで真っ黒のジャージーは珍しい 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
宮古島の「ツンフグ牧場」。小さな放牧地で2頭の育成をスタート。拡大すべく現在新たな土地を探しているそうです 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
夕方の搾乳を終え、牛たちを放牧地に放すところ。ボランティアスタッフを中心をはじめ、みんなで作業します 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
きゆな牧場の喜友名さんご夫婦。病気になった夫・朝秀さん(左)に代わって妻・慶子さんが牧場の経営をしています 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牧場には様々な絵が。娘さんたちだけでなく、ボランティアで来た人たちが思い思いに絵を描くそうです 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牛舎内の事務所。この場所でみんなで朝ご飯を食べたり、休憩したり、自由気ままな時間を過ごすそうです 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
須藤牧場の牛舎。牛たちが自由に過ごせるように首を繋がない「フリーストール」に=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
須藤牧場の牛乳。通常の牛乳とメタンガス低減チャレンジ牛乳の他に、牛乳の成分が良いジャージー牛から搾られた牛乳のボトルもあります=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
須藤牧場4代目の須藤健太さんと、健太さんの母・須藤陽子さん。健太さんは両親たちが築き上げてきた「地域共生」という牧場の理念を大切にしています=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
須藤牧場の放牧場。老朽化と台風などの被害もあり、再整備に向けたクラウドファンディングを行っています=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牛舎は常に清潔にしています。牛は120頭近くいて、そのうち60頭ほどを搾乳しているそうです=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
今年3月に発売スタート。現在はネットやイベントなどの限定で販売しています=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牛のげっぷのメタンガスを減らす「えさ」を混ぜて、「メタンガス低減」の牛乳を販売している須藤牧場=須藤牧場提供 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
あたりは田んぼや畑ばかり。突如出現する牧場から、牛が顔を出します=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牧場を案内してくれる河内さん。右側に牛が2頭、左側には山羊がいます=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
チーズなどを製造するスペース。機械はあまり使わず、手作りを心がけているそう=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牛たちを見ながら話す牧場主の河内賢一さん=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
河内さんの牧場「牧歌」の搾乳スペース。ここで首をつないでエサを食べてもらいながら搾乳します=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
「牧歌」自慢の牛乳は、75℃10分で殺菌。ゆっくり丁寧に温め、固すぎず柔らかすぎずという絶妙な味を目指します=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
自宅玄関に設けた直売所=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
現在飼われているジャージー牛。ミルクは、秋から冬にかけて特に甘くなって、アイスクリームのような味になるそうです=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牧場では4頭の羊も飼われ、チーズなどを作っているそうです=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
田んぼや畑に囲まれた牧場=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
厚木の農産物直売所「夢未市(ゆめみいち)」と、河内さんの直売所(電話予約制)の2ヶ所で販売している牛乳。11月限定で著者が運営するミルクスタンドでも扱う予定です=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
直売所でのみ販売するチーズ。すべて自分たちで消費できることを意識して、牛からの乳量が多い場合は牛乳やヨーグルトの他に、保存のきくチーズを作るそうです=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
もともと牧場のお客さんだった男性が飼っているヤギ。今ではほぼ毎日牧場に来て牧場を手伝っています=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
河内さんは可愛がりすぎません。「動物たちはペットというより仕事のパートナー」といいます=著者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
神奈川にある〝日本で一番小さい牧場〟。人なつっこい牛たちがすぐ近寄ってきます=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
宮崎・小林の山奥で放牧を行う「霧島牧場」。霧島の山々に囲まれる絶景を牛たちが走り回ります=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牛乳を提供する際にお渡しする「牛乳カード」。牛乳の特徴や牧場を訪問した際の様子などが記載されています=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
山奥のすり鉢状の谷にある「折小野畜産」。360度見渡す限りの放牧地。牧場主の自宅が敷地内にあり、牛がその前で寝ていました=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
ナカシマファームが運営する「MILKBREW COFFEE」(佐賀・嬉野)の蔵をリノベーションした店舗。奥には製造を行うラボスペースが見えます=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
糞尿を発酵させている「堆肥舎」。堆肥が綺麗に積まれている。全く匂いがしないから不思議です=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
佐賀・基山で放牧の牧場を始めた「きやま牧場」。もともと水田だった放牧地で牛たちはのびのび暮らしていました=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
鹿児島・湧水の「上床牧場」。山頂付近の広大な牧草地で牛たちは自由気ままに草を食んでいます=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
今回の旅で訪問した熊本の「玉名牧場」。牛たちは365日放牧され、草しか食べません=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
「島津牧場」へ行くには舗装されていない山道を10キロ弱登ります。牧場は県境にまたがっており、入口は熊本・人吉に、牛舎と放牧地は宮崎・えびのにあります=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
山奥に突然現れた、美しい景色の牧場。九州ならではの牧場の姿を紹介します=鹿児島・伊佐の折小野畜産、筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
77歳の父とオープンしたミルクスタンド。放牧牛乳と出会って、牛乳の味わいが全く違うことに驚いたといいます 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
単一の豆、単一の牛乳にこだわったシングルオリジンコーヒー牛乳 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
当時76歳の父が事故を起こして壊れた車。修理できずそのまま廃車に。自販機ビジネスを廃業し、ミルクスタンドをスタートしようと考え始めました 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
新しく購入した車。事故後も、すぐに荷物を入れて仕事に取り掛かろうとする父 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
自販機にペッドボトルや缶を入れる父 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
ミルクスタンドをオープンする前は、業務用冷蔵庫でした 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
ミルクスタンドへ改装 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
6月にオープンしたミルクスタンド 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
ミルクスタンドでの提供方法は、カップにお玉で牛乳をすくうかたちに 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
資材会社にさまざまなメーカーにあたってもらい、提供するカップにもこだわりました 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
放牧牛乳の味わいを引き出した浅煎りコーヒーとの出会いで、砂糖ゼロで甘みのあるコーヒー牛乳が生まれました 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
今回訪れた際に実際に食べさせてもらった「BROWNCHEESE」。ビターでほどよい甘さを感じ、大人のお菓子という印象です=ナカシマファーム提供 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牛の寝床にひかれた堆肥。ここで出た糞尿は中に入ってそのまま堆肥になります=筆者提供 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載
牛舎を案内してくれる中島さん。牛舎の作業は欠かさず行います=筆者撮影 出典:木村充慶「ミルクスタンド」連載