「生臭そう…」思い込み覆す手作りレザー 捨てられるあの素材が変身
捨てられる魚の皮でできている「フィッシュレザー」。魚屋から譲り受けた魚の皮。野口さんは、扱ったことのない皮が入っていると「ワクワクします」=富山県氷見市、野口朋寿さん提供
手作りの革で作った名刺入れと財布を持つレザー職人の野口朋寿さん=2021年12月、富山県氷見市、竹田和博撮影
氷見市は富山市から車で1時間ほど。晴れた日には富山湾の向こうに立山連峰が姿を現す=2020年5月、富山県氷見市、野口朋寿さん提供
水揚げされたブリがずらりと並んだ氷見漁港=2020年11月21日、富山県氷見市、市観光協会提供
街中には藤子不二雄Ⓐさんのキャラクターモニュメントが並ぶ。写真は笑ゥせぇるすまんの主人公が腰掛ける「喪黒福造のスマイルベンチ」=2020年12月、富山県氷見市、©藤子スタジオ
皮に残った身や脂は生臭さの元になる。一枚一枚、手作業で丁寧に取り除く=2021年1月、富山県氷見市、竹田和博撮影
なめし加工の作業。タンニンを溶かした水を替えながら何度も皮を浸す。これを1週間ほど繰り返す=2021年1月、富山県氷見市、竹田和博撮影
なめし加工を施したフィッシュレザー。魚臭さはまったくない。なじみのある革の香りがほのかに漂う=2021年12月、富山県氷見市、竹田和博撮影
染め上がったフィッシュレザー。落ち着いた色合いが特徴だ=2021年12月、富山県氷見市、竹田和博撮影
野口さんが手がけた財布や名刺入れ、スマホケース。とれる量が多いブリ、マダイ、スズキの皮を使っている=2021年12月、富山県氷見市、竹田和博撮影
野口さんが卒業制作で手がけたベスト。サケの皮と漆、金箔を組み合わせている=2021年12月、富山県氷見市、竹田和博撮影