歴代パジェロのレア仕様 ご先祖の三菱ジープに希少ないすゞRVも
パジェロの登場までは国産四駆の代名詞でもあったジープ。男らしすぎるフォルムのまま、20万台超が生産された=三菱自動車提供
1998年に発表された「最終生産記念車」は、1950年代のオリジナルに近いシンプルな仕様。軍用車としての成り立ちを色濃く映す、機能主義的デザイン=三菱自動車提供
1990年式の初代パジェロ。車両本体価格は95万円
デコトラ仕立ての大きな庇(ひさし)。取り付け金具もむき出し
トラック風の縦型のドアミラー。視認性が高い
野生動物と衝突した際の車体の損傷を抑えるべく、オーストラリアで生まれたカンガルーバー。対人衝突時に、はねられた人間のダメージが大きくなるため廃れた装備
フロントライトにかかったウォッシャー液が流れ落ちるようスリットが開けられた、よく練られたライト周りの造形
1980年代風の派手なサイドストライプ
横から見ると、シンプルでプレーンなデザインがより際立つ
誇らしげな「4×4 オフロードスポーツ」のロゴ
当時は「インタークーラーターボ」も、先進的な訴求ポイントだった
マッチョでアメリカンな造形の純正アルミホイール
個々のパーツが小ぶりなため、広々とした印象のインパネ周り
硬派クロカンの証、コンソール上部の水平器
懐かしのカセットステレオ
三菱の最上級セダンだった2代目デボネアと共用の、細長いシフトレバー
運転席ドアトリムにある、パワーウィンドウのスイッチ。メッキのモールに1970年代末期のトレンドの残滓を感じる
駆動を切り替えるトランスファーの注意書き。機械式ゆえに操作には配慮が必要
懐かしい三角窓。見た目は古めかしいが、強制換気にはうってつけ
ホールド性が高い大ぶりなフロントシート
前席は、座面下にバネが備わるサスペンションシート。悪路で衝撃を吸収してくれる。揺れが大きくて酔いやすいが、バネをロックして固定もできる
後席も肉厚でしっかりした造り
スクエアな開口部ゆえ後席の乗り降りがとても楽
武骨なリア周り
牽引フックむき出しのワイルドな鉄チンバンパー
内側からも開けられるバックドア
3列目シートを跳ね上げると、平らで広い荷室が現れる
1994年式ショートボディーの2代目パジェロ。短いホイールベースによる小回りの良さが魅力
2代目パジェロのインパネ周り。当時のギャランにも似た、逆スラントのセンターコンソールが特徴的
1993年式ロングボディーの2代目パジェロ。歴代で最も売れたモデルだ
堅牢なラダーフレームの初代パジェロ。前期型はリアサスが板バネだった=三菱自動車提供
初代のキャンバストップ。かなりジープ色が強い=三菱自動車提供
ルーミーでどことなくフランス車っぽい、初代のインパネ。トレディア/コルディアといい、この頃のミツビシ車はフレンチ色が濃かった=三菱自動車提供
初代の内装。4ナンバー貨物登録のバンなので後席は申し訳程度の小ささ=三菱自動車提供
後から追加された乗用登録のワゴン。安心して座れる大きさの後席が備わる=三菱自動車提供
後ろ半分の屋根を持たない、2代目のJトップ仕様。自衛隊に納入された「73式小型トラック」のベースとなった=三菱自動車提供
抑揚あるフォルムとなった3代目。フロントフェンダーの張り出しはラリーカーを思わせる=三菱自動車提供
外装と違って、先代までの直線基調を踏襲した3代目のインパネ=三菱自動車提供
ショートボディーだと、サイドの抑揚がより強調される=三菱自動車提供
パジェロ伝統の3ウェイ2トーンカラーの4代目=三菱自動車提供
4代目のインパネ。重心が高くてボリューミーなセンターコンソールに操作系が集中する、2000年代に流行した形状=三菱自動車提供
高級セダンのような4代目のシフトパネル。駆動を切り替えるトランスファーも上品な形に=三菱自動車提供
7人乗りロングボディーの豪華なレザーシート。3列目のヘッドレストがウサギの耳みたいで、ちょっと可愛らしい=三菱自動車提供
スペアタイヤの樹脂カバーも背面デザインの一部に取り込んだ、堂々とした4代目のリアビュー=三菱自動車提供
4代目のシャシー。3代目からはモノコック化している=三菱自動車提供
世界で最も厳しい水準の排出ガス規制をクリアして4代目に投入された、クリーンディーゼルエンジン=三菱自動車提供
ダカール・ラリーに参戦する初代。参戦早々、1985年には初優勝を果たす=三菱自動車提供
ラリー仕様の2代目。他の国内メーカーを寄せ付けない強さを誇った=三菱自動車提供
ラリーを走る3代目。三菱はギャランやランサーなど、乗用車のラリー参戦でも名を馳せた=三菱自動車提供
2代目に設定された「パジェロエボリューション」。ランエボと同じ、ホモロゲ取得用の高性能版。ターボ無しで自主規制いっぱいの280馬力を発揮した=三菱自動車提供
ダカール・ラリー通算12回目の総合優勝を記念した特別仕様車「ラリーレプリカ」。4代目をベースにチームロゴで装飾=三菱自動車提供
国内向け生産終了で設定された「ファイナルエディション」(中央)。栄光の歴史に彩られたラリー風のパブリシティ写真で有終の美を飾る=三菱自動車提供
パジェロ3兄弟の末っ子、2代目パジェロミニ。スズキ・ジムニー打倒を目指した渾身の軽RVだったが、販売台数の低迷で姿を消した。いま見てもスタイリングの出来は良い=三菱自動車提供
一代限りで販売を終えたパジェロ3兄弟の真ん中、パジェロイオ。スタイリッシュな2代目が登場していたら、トヨタC-HRの好敵手になれたかもしれない=三菱自動車提供
2002年式のトヨタ・ランドクルーザー70。ワンオーナーで内外装もきれい
いかにもオフローダーといった雰囲気の、ランドクルーザー70のインパネ
ランドクルーザー70のリア周り。機能的な分割式バックドアが備わる
同じく2002年式のトヨタ・ランドクルーザー70。純正のレッドは希少色だという
1996年式のトヨタ・ランドクルーザー80。派手なカンガルーバーが物々しい
ランドクルーザー80のインパネ。当時のコロナにも似た、乗用車然としたソフトな造形
1996年式のトヨタ・ランドクルーザープラド。硬派仕様で人気が高い
ランドクルーザープラドのインパネ。水平器を備える硬派ぶりながら、木目パネルをあしらう
ランドクルーザープラドの背面。開口部の大きいバックドアは使い勝手が良さそう
1994年式のトヨタ・ハイラックス。ロングボディーのダブルキャブ仕様
着座位置もさほど高くなく、フツーの乗用車っぽいハイラックスのインパネ
ダブルキャブ仕様の後席周り。外から見たイメージほどは狭くない
ダブルキャブ仕様のリア周り。オープンエアの荷室はトラックそのもの
1994年式のトヨタ・ハイラックス。荷室にキャンパーシェルが被さる、希少な「アクティブシューター」
アクティブシューターのリア周り。一見するとワゴンっぽい
1999年式いすゞビッグホーン。当時のいすゞ各車に設定された英国仕立ての名グレード「ハンドリング・バイ・ロータス」というレア車。英ロータス社がどこまで企画にコミットしていたのか、今となっては分からない
いすゞビッグホーンのインパネ。エアバッグを収容する大きなステアリングパッドが時代を感じさせる
福島市にある中古車店「四駆工房」。今年5月に店名を「エコファクトリー」から改めた。旧店名には、「古いクルマを大切に乗り続けるライフスタイルこそがエコ」という思いが込められていた