首都直下地震が起きたら……自衛隊中央病院、訓練の日
東京・世田谷の陸上自衛隊三宿駐屯地。5月25日、駐屯地内の自衛隊中央病院で首都直下地震対応の訓練があった。ふだん病院を使う一般の人も出入りするこの正門はそれほどものものしくない。 出典:すべて藤田直央撮影
訓練開始。陸自の救急車で搬送された重傷者を担架で運ぶ。
その重傷者に救急室で応急処置。
到着したけが人をこのように運ぶ場合も。
1階ロビーで、次々とやってくるけが人を治療の優先度で仕分けるトリアージをする。
トリアージを経たけが人が運ばれ、1階の待合室を通る。
1階待合室の長いすは背もたれを倒すと簡易ベッドになり、けが人が多い場合に対応できる。
重傷者をヘリコプターで運ぶため、都立広尾病院から自衛隊中央病院に移す際のテレビ会議。
自衛隊最大のヘリCH47が重傷者搬送のため自衛隊中央病院の屋上ヘリポートに到着。
屋上ヘリポートにCH47が到着。防衛医大病院のスタッフらが自衛隊中央病院を支援するため降りてきた。
重傷者をストレッチャーに載せ、CH47へ運ぶためヘリポートへのスロープを上る。
長方形の屋上ヘリポートの四隅には状況を確認するカメラと、事故の際に消化剤を吐き出す筒がある。
三宿駐屯地内の体育館を、首都直下地震の際に付近住民の避難所となる小学校に見立て、世田谷区医師会が救護所を設置。そこへ自衛隊中央病院から医師や看護師を送った。
付近住民の救護所へ派遣された自衛隊員が医療器具セットを運ぶリュックなど。
自衛隊員の医療器具のセット。
訓練の合間に取材に応じる自衛隊中央病院の上部泰秀病院長。
自衛隊中央病院の1階ロビーにあるエンブレム。山と桜・錨・翼は陸・海・空、杖と蛇は医療を表す。