ドリルも行進? スマホ撮影のファン集う自衛隊観閲式、昔の写真も
自衛隊観閲式が10月14日、埼玉県朝霞市の陸自朝霞訓練場であった。約15mの坑道掘削装置も施設科部隊の車両行進で登場=藤田直央撮影
1958年11月、自衛隊観閲式に続き銀座・数寄屋橋付近の外堀通りを行進する陸自の戦車の列。米軍から払い下げられたM24軽戦車チャーフィーだ。 出典:朝日新聞
1952年10月、陸上自衛隊の前身にあたる保安隊の観閲式。保安隊を管理する保安庁の初代長官を兼ねた吉田茂首相が巡閲した。先頭のオープンカーの座席左端にその姿がある。 出典:朝日新聞
再び今年の観閲式。整列した部隊を車上から巡閲する安倍晋三首相=藤田直央撮影
自衛隊唯一の落下傘部隊、陸自第1空挺団の隊員が会場に着地。拍手がわいた。
徒歩での「観閲行進」で最初に登場した陸海空自衛隊の合同音楽隊。
「観閲官」の首相に敬礼。観閲式のために編成された観閲部隊約4千人の指揮官を務める竹本竜司・陸上自衛隊第1師団長。
陸自が仕切る今年の観閲式で、海自は1部隊が行進。自衛艦旗である旭日旗を掲げた。
「女性自衛官部隊」も編成され、陸海空の順に行進。陸の自衛官らは新しい濃紺の制服で臨んだ。
陸海空自衛隊の航空機約40機による「観閲飛行」に参加した自衛隊最大の輸送機、空自のC2。
「観閲飛行」に空自の最新鋭戦闘機F35が初登場した。
自衛隊の車両約260両による「観閲行進」。偵察部隊はオートバイで現れた。
陸自の電子戦部隊から参加した車両。
戦車22両が地響きと黒煙とともに登場。音楽隊の演奏がかき消された。
米軍による「祝賀飛行」で、沖縄にある海兵隊普天間飛行場から輸送機オスプレイが飛来した。
行進の最後で陸自(手前)と米海兵隊の水陸両用車AAVが並走した。
観閲式の最後に儀仗隊が入場。
首相が儀仗隊の栄誉礼を受け、約2時間の観閲式は終わった。
観閲式後、会場隣の陸自車両の展示場は親子連れやカップルなど老若男女でにぎわった。
展示された戦車が砲身を動かすと若者らが集まり、熱心にスマホで撮影した。
観閲式に沖縄から参加した米海兵隊は軽装甲機動車LAVを展示。隊員らが観客と撮影に応じた。